e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

「和の学校」

5月16

先日「和の学校」のH.Pで「こころ塾」の開講(5〜8月)を知りました。
(※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※)
かねてより「源氏物語」「菅原道真」が千年以上もの間、 未だ多くの人の心を捉えてやまないのはどうしてなのか、関心がありました。

『源氏物語』塾(5/14〜)では、 54帖の世界に凝縮された、四季折々の景色、儀式と行事、書画と詩歌、建物や庭園、調度や装束等の王朝の雅びについて学べるそうです。
毎講座ごとに源氏物語にまつわる季節のお香を、また金剛能楽堂の装束展のご優待券が進呈されるのがウレシイ。

『天神』塾(5/29〜)では、 出世を重ねたエリート、また流罪を恨み祟り神へと変身、現在では学問・芸事の神様として姿を変えてきた道真と、 ゆかりの北野天満宮について。
境内を実際に巡りつつ「生きた」講座を受けられそうです。 (※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※)

2005年5月16日 | イベント | No Comments »

流鏑馬を観るなら?

5月2

 5/15葵祭に向けて、 下鴨神社上賀茂神社では 様々な清めのための前儀が行われます。
まず最初に執り行われるのが流鏑馬神事。 一瞬で駆け抜ける馬上の射手が放つ矢は、新緑の森の空気を鋭く裂き、邪気を祓います。

上手く命中すれば、外国人は「ブラボー!!」。
失敗すれば「あ〜」と観客からの感嘆。

命中の瞬間を観るなら、2番目の的のすぐそばでスタンバイするのがベスト。 馬の疾走路は湾曲しているので、この場所からなら1番目の的も3番目の的も見渡せるからです。

2005年5月02日 | お寺, イベント | No Comments »

艶っぽい?京都のさくら

4月25

先週末は、も一気に咲き乱れ、雨の予報も外れるという幸運な行楽日和でしたね。 同じ桜でも、京都のそれはどこか艶っぽく、落ち着いて見えてしまうのは、ひいき目にし過ぎかな?
見上げた青空に透ける桜、川面を流れる白い花びら、おにぎりを頬張る子供の頭に、ふわりと乗った花びら、忙しく動き回るサラリーマンをふと和ませる、街角の名もない桜。
皆さんはどんな桜が好きですか?

帰ってからレジャーシートを洗おうと、広げてみると桜の花びらが数枚、ひらひらと舞い降りました。

2005年4月25日 | イベント | No Comments »

太夫道中

3月21

島原太夫の道中を見たい!という方へのおすすめ情報です。 (※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※)

まずは、3/29。夜の高瀬川沿い。花扇太夫と如月太夫が20時に松原通りから出発、仏光寺通りまで30分かけて練り歩きます。雨天時は30日に順延。
 →詳細は075-351-5532(木屋町会事務局)
有名なのは常照寺で行われる「吉野太夫追善花供養」。 島原の名妓・吉野太夫を偲び、10時20分出発の道中の後、如月太夫が舞を、花琴太夫が胡弓を奉納します。 昨年自伝の本を出版された花扇太夫のお話もあります。

2005年3月21日 | イベント | No Comments »

弓道部の成人式?

1月31

三十三間堂で行われた「柳の御加持と弓引初め」を見学しました。
浄水を受けるため、堂内の行列に並んでいる最中、おびただしい数の千手観音像群を観ながら「これが地震で横に倒れたらどうなるんだろう」と不謹慎な事を考えてしまいました。

境内に出ると、いろんな色の振り袖をたすきがげにして、弓を携えた袴姿の女の子達が出番を待つ様子がとっても華やか。まるで成人式の中に紛れ込んだような、若々しい賑わい。心を落ち着かせ、ゆっくりと弓をひく女の子のりりしい佇まいと、袴の上にジャンパーをはおり、北風に寒がっている弓道部の男の子達の姿がほほえましく、印象的でした。

2005年1月31日 | イベント | No Comments »

次期宗家の決意

1月24

今週末、23日の金剛定期能「翁」は是非ご覧頂きたいと思います (※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※)
他の演目とは異なって演劇的要素は無く、天下太平を祈る宗教的儀式のようなもので、厳かな空気に包まれた舞台の上で、翁役の金剛龍謹君が面を付けます。
まだ高校生とはいうものの、次期宗家として、お父様の金剛永謹さんのご指導のもとでこれから、学業の傍ら長く厳しい修行を積み、長年の伝統と歴史を担っていく決意の瞬間を、この能舞台の上で見届ける事ができます。

七草粥にお餅を入れて

1月17
七草粥

七草粥

1月7日は七草粥の日ですね。
一足お先に作ってみました。今やスーパーに行くと「七草セット」なるものが並び、昔ながらの慣習を守る主婦がたくさんいる事を物語ります。大量に頂いた、祖母宅で年末に撞いたおもちを砕き、七草と一緒に加えればいい香りが漂い、とろとろとろ~り、いい感じです。多忙な年末年始に疲れた胃にも優しい一品。
京都では、7日以外の日にも小豆粥と七草粥の催しが行われます。
 →「京の二十四節季・小豆粥と七草粥」

2005年1月17日 | イベント | No Comments »

寝正月は正解

1月10

皆さんのお正月はいかがでしたか?
「どっこも行かず、家で寝正月でしたわ。」
それでいいんです。京都では、お正月からバタバタと動き始めると、一年中用事に追われてしまうと信じられているから。三が日のお節は、保存のきくお煮しめです。お正月にお迎えしている神様を掃き出さないよう、ほうきも持ちません。普段から、休日も忙しく家事に追われる女性をいたわり、皆でゆっくりと休むのが京都的お正月のすごし方なのです。最近は外でも働く女性が増え、また元旦から営業を開始するお店も多くなり、人はますます多忙になるばかり。
今月くらいは、この一年に向けて、ゆっくりパワーを充電しておきましょう。
 →「京のお話・京のしきたり」

2005年1月10日 | イベント | No Comments »

京都の年越しそば

1月3
年越しそば

年越しそば

明けましてあめでとうございます!
あっという間に過ぎていった2004年。そう思えるのは、自分が思っているよりも充実した日々を過ごしていたからかもしれません。
京都の一般家庭では、にしんそばを年越し蕎麦として食べられる所が多いようですが、うちは鶏と野菜で旨みたっぷりのスープを取り、醤油とお砂糖で甘辛く味付けしたそばやうどんを毎年食べています。
一度お試しあれ。
 →「京のおばんざいレシピ」  →「京の二十四節季・京都人の年末年始」

2005年1月03日 | イベント | No Comments »

紅葉の夜・大原

11月30

「額縁庭園」で有名な大原宝泉院ライトアップに行って来ました。
暗闇を歩いてくる関係者の提灯の灯におびえましたが(笑)、大原は昼間は観光地といった印象なので、真っ暗な夜道に響く川のせせらぎを聴きながらの散歩も良いものです。
道中は人数少ないものの、宝泉院門前は長蛇の列。週末コンサートが行われているため、どうやら入れ替え制のようです。
隣の勝林院は対照的にひっそりとして声明が響き、荘厳。
紅葉は、青〜黄という感じで、真っ赤になるのは今週中かもしれませんね。帰りのバスは本数が少ないので要注意。
晩ご飯は、国際会館駅からちょっと足を伸ばして「まんまるのきもち」のカウンター席。店長との会話を楽しみながらお酒で冷えた体を温めます。豆腐ステーキがおすすめです。

2004年11月30日 | イベント | No Comments »
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