e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

お膳でお食事

1月5

zen 毎年大晦日は親戚同士で祖母宅に集まり、おせちを作ったり正月飾りのお手伝いをしてから、銘々に持ち帰っています。
たくさんのお膳が出ていたので尋ねると、なんと今でも元旦には皆正座をしておせちをお膳で食べているとのこと。
ひ孫らのお食い初めの時のお膳やお椀を大事に残して活用しており、中には親の代のものまでありました。
「湯通ししたら、すぐにぬぐって乾拭きしてね!水滴の跡が残るし。」
ところどころ漆が剥げてしまったものもありましたが、柔らかい布で磨くと、内側から滲み出るように光沢が蘇ります。
扱いに多少気を遣うし、しまうにも場所を取るものなのに、よく世代を越えて使い続けてるなあと感心していると、それらをひっくり返して重ねて見せてくれました。
ちゃんとスタッキングできるようになっているんですね。
「お家でお膳でお食事」、ちょっと憧れです。
サイドテーブルとして、ソファの隣に置いても面白いんじゃないかしら?

2017年1月05日 | 未分類 | No Comments »

終い○○

12月26

simai
毎月各地で行われる縁日も、「しまい大国祭」や「しまい金比羅」等、師走は「終い○○」と呼ばれ、最後は「しまい不動」で締めくくります。
人気の「終い天神」は、全国高校駅伝の影響もあってバスがなかなか来ず、到着するまでに時間がかかってしまいました。
真ん中の参道の両側は、主に食べ物やお正月飾りの屋台が並び、本堂側に向かって左手の参道裏は南天や値引きの松、鉢植え等の花の市、向かって左手の参道裏は陶器市が平野神社に迫る勢いで伸びて伸びています。
お参りの長蛇の列も覚悟していましたが、どちらかと言うと市を巡る前にまずお参りする方が、スムーズに済ませられる気がします。
都合で天神さんに来れなかった身内に「大福梅買ってこよか?」と連絡すると、大喜び。やはり人気なのですね。
花柄のホーローのティーポットや千円ちょっとのアンティークなワンピース等に目移りしながらも、結局買ったのは棒だらや祝い箸におじゃこ、昼ご飯代わりのはし巻きや締めの甘酒にお銚子と、結局食べるものばかりに財布の紐をゆるめてしまっていました。
あれ、もともとは割ってしまった抹茶茶碗の替わりを探しに来たんじゃなかったっけ。
まあいいや、年越し始めの「初弘法」で探すとしよう。

テイクアウト年越し蕎麦

12月20

men 事始めも過ぎた辺りから、世間話も年末の話題が多くなってきました。
美味しい蕎麦屋の話から派生して耳にしたテイクアウト専門の「洛北製麺所(075-781-4267」。
工場の隅にレジを置いただけの簡素なお店の中で、おばちゃんが暗算でお会計をして商品を受け渡ししています。
お品がきも、天ぷら(うどん・そば)等の温かい麺のセットやぶっかけ等の冷たい麺のセットのほか、鍋焼や冷麺等の季節の限定商品もあり、風邪から病み上がりだったのでカレー鍋を選びました。
牛肉やわらか、葱は元気に青々としていて、天ぷらも添え物ではなく身も衣もちゃんと主張があります。
辛さは控えめで、とろけたチーズがだしのきいたルーに絡んでとってもまろやかなので、幅広い年齢の人が楽しめそうです。すっかり飲み干してしまいました。
もちろん、麺やこだわりを感じさせるだしの単品もあります。
大晦日も営業されているそうで、一部の商品は予約が必要とのこと。
帰省の手土産代わりに、年越し蕎麦用に、京都のにしん蕎麦(390円)なんていかがでしょうか?

2016年12月20日 | 未分類 | No Comments »

乙女に還るふろくの力

12月11

ribbon 「りぼんのふろく」に惹かれて、開館10周年を迎えた京都国際マンガミュージアムへ。
夢の幸せなパステルカラーに彩られたふろく達は、組み立てて使う紙製のものからプラスチックの小物、ポーチやマニキュア、CD-ROMに至るまで、その時代の流通規格や読者の嗜好に合わせて変化していて、「あ、これ持ってた!」とあちこちの女性から声が上がっていました。
人気漫画家が書き下ろしたイラストのシールやノートに始まり、本立てや小物入れ、ミニアルバムなど、紙とはいえ読者を取り巻くイベントに合わせて実用的に使える工夫は、子供ながらにも感じるものがあり、何十年経った今見ても、やっぱり乙女心をくすぐられてしまうのです。
まさか半年も前からアイデアが練られる程に力を入れられていたとは。毎年発行されていたダイアリーなんて、単体で大人向けに販売してみたら、きっと懐かしさで手に取ってしまう人もいるのでは?
リボンでとじる『ねこねこ幻想曲』のレターセットは、今でも封筒やポチ袋を入れるのに愛用しています。

2016年12月11日 | 未分類 | No Comments »

聖護院門跡

9月21

hora 台風が過ぎ去るのを待って、天台宗系修験宗の総本山である聖護院へ出向きました。
神仏習合、山岳信仰である修験道は、神道と共に日本独自の宗教と言え、出家・在家に関わらず修行に参加できる事から、知り合いの会社の社長さんも、時折山伏姿で歩くところを見かけたりします。
霧雨が降る中、静かに拝観できそう…と思っていたら、後から来た団体さんに追いつかれてしまいました。
その大人数の拝観客を出迎える為だったのでしょうか、お寺のガイドさんに加えて、お坊さんが現れたので、同行させて頂くことに。
上段の間の床に描かれた滝の水が外へと満ちてゆくかのように繋がる障壁画の描き方や、あえて鼠の通り道を空ける事で欄間を獣害から守る工夫、床の間を二つ設けて客人と身分を気にせず過ごす為の心遣い等、日本の建築ならではの仕掛けが多彩で、それらをお坊さんが歩き回りながら一つ一つ説明して下さり、また、本来なら進入禁止のエリアも団体なら入っても良いとの事で、堂内の奥まで踏み込んで観せて頂けたのは非常に幸運でした。
よーく見ると、枯山水や苔の庭には猫やリス等のかわゆい置き物が配置されており、あれが誰の趣味なのかが気になるところです。
庭先に体験用の法螺貝も置いてあるので、この機にホラを吹きたい方は、ぜひ。

2016年9月21日 | 未分類 | No Comments »

手ぬぐいの吊り広告

9月13

te  京阪電車の中、いつもの通り座席に腰を預けて見上げると、吊り広告の代わりに手ぬぐいがゆらゆらと揺れているではありませんか。
何かの宣伝文句が入っている訳でもなく、何食わぬ顔で冷房になびいていますが、よく見ると京都と滋賀を結ぶ琵琶湖疏水とそれにちなんだ光景が染められているのでした。
そういえば、伏見稲荷駅にも珍しい「手ぬぐい自動販売機」がありましたが、これもその一環だったのですね。
周りにも手ぬぐいが好きで集めている人がいて、タオル代わりに持ち運ぶほか、料理をする時にはポケットに半分突っ込み、その姿はまるで昔の学生さんのよう。
手ぬぐいと言えば、お店や温泉旅館の名前が入っている粗品だったり、寺社や古民家の手水鉢の横でぶら下がっている存在だったのが、今では「手頃でカワイイ土産物」として、色柄が豊富になり、思わず開いて広げずにはいられなくなり、お気に入りを額に飾る人も。
我が家でも、チッキンペーパーでは強度が足りない時に手ぬぐいで食材を絞ったりするほか、コーヒーを淹れるセットの上には、ポットやドリッパーが描かれた手ぬぐいを被せており、昔ながらの白地で清潔感がある手ぬぐいは水でひんやりとさせて畳み、小さな籠等に人数分を乗せて来客時に出したりします。
もうすぐ敬老の日。面白い絵、きれいな色の手ぬぐいを集めて贈るのもよし、手ぬぐいで何か小物を作るのもよし、ラッピングとして包んだり、活用方法を考えるのも胸が躍りますね。

2016年9月13日 | 未分類 | No Comments »

雨でかくれんぼの送り火

8月17
こんな画像でごめんなさい!
こんな画像でごめんなさい!

 今年の送り火は、ネット上で「穴場」として話題の某ショッピングモールの屋上駐車場から観る事に。
(無料開放されていますが、買い物やお食事利用をされる事を推奨します)
足元が白む程の土砂降りの中、点火時間を過ぎても雨曇りや多くの人々の傘の花で隠れて、炎を確認するまで少々時間がかかりましたが、広い屋上を歩き回りながら、妙法以外の送り火を拝む事ができました。
遠くでぽっと光る大の字は、山にくっ付いたヒトデの様で、なかなか可愛らしいものです。
今年はどうも、激しい雨の影響で、例年と同じ地点から送り火を観ても一部が確認できなかったという人が多く、カメラマン泣かせだったようですね。
雫がカメラのレンズにも飛び散る程の雨の中での撮影は困難を極めましたが、暗闇に浮かぶ鳥居や船形などは、やはり胸にくるものがありました。
ご先祖様たちは、迷わずあの世へ帰れたでしょうか。
ちなみに、通常シャトルバスは20時までで、タクシー乗り場も二重の列。
送り火終了後は各地で不足気味になる流しの空車タクシーを捕まえるのは運次第なので、素早く帰りたい人は、配車予約をしておくのが良さそうですね。

2016年8月17日 | 未分類 | No Comments »

我が家の歳時記を作る

1月13

mochi 今年も台湾のホテルに着くと、日本人ビジネスマンの利用が多いからでしょうか、ロビーに小ぶりの鏡餅が飾ってありました。
現地の知人によると、近頃の鏡餅はインターネットでも購入できるそうです。
年末の大掃除にお節、七草粥など、日本では年を跨いで伝統的なイベントが目白押し!
それらのしきたりを守りたいと思っていても、現在では核家族化が進み、共働きに子育て世代の家庭もあれば、介護等のケアが必要な家族を持つ家庭も多いため、時間だけではなくお金もそれなりにかかってしまうもの。
昔は便利な電化製品こそ無いけれど、それぞれの家にはお手伝いさんがいたり、今よりも家族がたくさんいたので、一緒に作業を進めたりしながら負担を分け合う様にできていたのだと思います。
現代にもご近所さんや親しい友達で集まって、それらのしきたりを楽しく準備できる様な仕組みはできないものでしょうか。
先述の通り、季節の装飾も今ではコンビニやネット上からでも得られるようになったので、とりあえず見た目の体裁は整える事はできます。
けれど、それらの由来を知る事も意識してみれば、自ずと取捨選択もでき、本来の伝統を守る事にも繋がるような気もします。
全てを完璧にはできないかもしれないけれど、しきたりに込められた意味をきちんと受け止めながら、我が家なりの歳時記を楽しんでいきたいと思います。

2016年1月13日 | 未分類 | No Comments »

考えて、試して、美味しくする

12月16

ooya

どちらかと言うと紅茶党で、珈琲については素人なのですが、「珈琲を美味しく淹れたい!」という願望はありました。
いつもはミルクも砂糖も入れないと飲まない自分が、ストレートで飲んでも美味しいと感じたお店は、残念ながらいずれも淹れ方教室をしていなかったので、珈琲の焙煎家・オオヤミノルさんによるドリップ講座を受けてみる事に。
ご本人は美山の山里で焙煎をしているそうですが、今回の会場は「KAFE工船」です。
珈琲豆の焼き加減の浅いものと深いもの、荒挽きのもの、量や温度による違いを、実験の様に繰り返しながら、自分の好みを探ります。
参加者は男性が多く、同業者の方もいました。そのせいかオオヤさんの話題もマニアック(下ネタ注意!)、一見脱線しているかに思えますが、珈琲に限らず食品全般、また珈琲を取り巻く世界の経済情勢に対する造詣の深さも話の端々から感じ取れます。
何より「珈琲の淹れ方のマニュアル」を知る以前に、「自分好みの珈琲豆の焼き具合、挽きの細かさ、好みの焙煎家・店」をよく把握する事が大切なのが分かりました。
それらの要素を変える事でどんな風に味わいが変わるのかを知れば、同じ豆を使っていても、飲んで欲しい相手の好みに調整する事も可能だからです。
「ほぼ水分ゼロの植物の豆を砕き、水を加えてジュースを絞るという調理の行為である事を意識する」。
オオヤさんの講座は2時間以上時間オーバーになるのが常らしいので、参加する場合は他に予定を入れずにめいっぱい質問をして有意義な時間にして下さいね。
25日の天神さんにも出店されているそうですよ。

2015年12月16日 | お店, グルメ, 未分類 | No Comments »

車椅子で京都観光

9月7

cabik 手を上げタクシーを停めると、何だか普通の車両と形状が違う。
自分の前に踏み台が伸びてきて、後ろには車椅子ごと乗車できる仕様になっていました。
キャビック」という、送迎や福祉、京都観光を担うタクシー会社で、料金も運賃のみとのこと。京都のタクシーでPiTaPaやドコモiDにも対応しているのは珍しい。
今年の敬老の日は21日。連休の真ん中なので、身近なお年寄りに何か喜ばれることはできないかと考えている人も多いかもしれません。
足の悪い高齢者なら移動は楽にしてあげたいし、連れて行ってもらう方も、余り周りに気を遣わせたくないと思うもの。
少子高齢化が進み、東京オリンピックとパラリンピックを控えている日本にとって、こういうタクシーが増えていくのは必然的な流れでしょうね。
老若男女にハンディキャップのある人、妊婦やお子様連れの人と、様々な人々がいる中で、相手の立場でものを考えるのは意外と難しいものです。
やはり実際に体験した人が世間に生の意見をどんどん挙げていくのが、良き社会作りに繋がっていくのだろうと思います。
相手への思いやりや感謝はそのままに、誰でも気兼ねなく自然に観光を楽しめるようになるといいですね。

2015年9月07日 | 未分類 | No Comments »
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