e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

京都府立植物園の夜桜

4月16

shokubutuソメイヨシノの開花もピークに達し、しだれ桜がほぼ満開を迎えようとしています。
京都府立植物園のしだれ桜も8~9分咲きで、「桜ライトアップ2012」は17日まで期間が延長される事になりました。→→動画はこちら

当植物園は、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」にて無重力状態で保管されていた円山祇園枝垂など全国の名桜14種類の種を「宇宙桜」として育てています。
桜林の歩道沿いにある細い若木の「高桑星桜」も「宇宙桜」に含まれるものと同じ品種で、岐阜市の「高桑桜保存会」から2月に贈られたばかり。
夜間は確認しにくいかもしれませんが、花弁が白い星のように見える品種で、関西で見られるのは同園だけ。今月の20日過ぎまで順次咲くそうです。

お昼間の植物園も、近くの半木の道の紅しだれ桜と合わせてお楽しみ下さい。

冬と春の狭間で

2月15
元旦の宝ヶ池
元旦の宝ヶ池

立春を過ぎ日差しの変化に気付き始めたのも束の間、また吹雪いてきたりと、気候は冬と春の間を行ったり来たり。雪が積もると、京都では必ず金閣寺の雪景色がニュースで流れます。
地元の人に親しまれている府立植物園宝ヶ池の周辺にも梅林や桜がたくさんあり、寒空の下で蕾をきゅっと堅く閉じて、陽気を待っています。

また、この頃は受験シーズンでもあり、大事な節目を迎えている人も多いかもしれませんね。
17日は旧暦の小正月。小豆のお粥やおぜんざいでも食べて、寒い季節ならではの味わいと掌に伝わる温かさを楽しみながら、来る春に備えませんか?小豆の赤い色は厄を祓うといいます。

あともう少しで、また慌ただしい春がやって来ます。

2011年2月15日 | 観光スポット | No Comments »

鴨川でお花見

4月12

hanami鴨川で夜の花見をするにあたって、当日の夕方を狙い場所取りに出かけました。
いつもと同じ場所を確保する事はできたものの、そこから日が暮れるまでが長い…。
飲食物は持ち寄り制にしましたが、来る人来る人、持ってくるものは唐揚げばかり!
皆考える事は同じなんですね。
京都の事を知らない京都人でも、のトンネルがどこまでも続く鴨川沿いを歩くと、「京都に住んでいて良かった」と実感するそうです。
忙しい最中、大きなビニールシートや水筒を買い足したり、人気のお店へ団子を買いに行ったりと、準備は本当に大変だったけれど、やっぱり来年もやりたいな…と思ってしまうのでした。

2010年4月12日 | 未分類 | No Comments »

スナックであんみつを食べる

3月16
「七つの海」

「七つの海」

の見頃も過ぎ、そろそろ桜の芽が目立ち始めた祇園白川を歩いていると、途中に細い路地が。「あんみつ」の文字に惹かれて「甘味処 七つの海」(075-531-8577)の格子戸を開けて入ってみると…中にはソファーやカラオケ。これってもしやスナック!?

入る店を間違えたのではなく、夜は実際にスナックとして営業しており、夜桜のシーズンになると店内はたくさんの人で賑わうのだそうです。
外観と内装のギャップに妙な気分を味わいながらも、手作りのクリームあんみつやわらび餅(ご主人の手作り)を頬張り、ママさん親子との会話を楽しむこの雰囲気は、ここが桜の名所のど真ん中とは思えない程ののんびり感。

何度も足を運び、運が良ければ祇園のお茶屋さんを紹介してくることも。また、年始の夜には、京都ならではの白味噌のお雑煮をお客さんに振る舞ったり。なんともアットホームなおもてなしですね。

2010年3月16日 | お店 | No Comments »

文化系お花見

4月21

先週末の鴨川の畔で、遅めのお花見宴会をしました。

すっかり葉桜でしたが、紅枝垂れ桜の花は奇跡的に4分程残っていました。
そこに発電機を持ち込み、なんと独自にライトアップ!
食べ物・飲み物は当然ながら、マイ杯&お箸・座布団も各自で持参するのが仲間内のお約束となっています。

メンバーはサラリーマンから建築家に陶芸家、京都の寺社で働く庭師まで多彩な顔ぶれ。茶人は野点でお茶とお菓子を振る舞い、書家は即興で筆を走らせていました。

ビールの一気飲みでもない、ロケット花火の打ち上げでもない、なんちゃって若手数寄者の粋なお花見でした。

2009年4月21日 | イベント | No Comments »

無料着付け教室の成果

4月13
養源院の桜

養源院の桜

日本和装の「4ヵ月間無料きもの着付教室」の終了記念パーティーに参加してきました。
4ヵ月前は着物の着方を全く知らなかった人達が、見事に自分で着物を着て食事や仲間達とのファッションショーを楽しんでいます。

もともと心得はあったのでおさらいのつもりで通い始めたのですが、毎週着物を教室に運んだり、スピーディーな展開について行くのが大変でした。それでも以前より早く、上手に着られるようになったので、申し込んでみて良かったと思います。

その後、教室の仲間達と日傘を差しつつ会場近くの養源院へ。
ちょうど桜が見頃で、喜んでもらえました。

2009年4月13日 | お寺 | No Comments »

夜桜特等席

4月7
ぎおん琢磨

ぎおん琢磨

2ヶ月前から予約していた祇園白川沿いの「ぎおん琢磨」で、窓一面の夜桜を眺めながらお食事をしました。

いつもより随分と早まった桜の開花宣言にハラハラしたものの、最初に自ら予測していたの見頃は今年も見事に当たり、神頼みのお天気も無事に快晴となりました。
イベントとしての祇園白川のライトアップは終了しましたが、以後もお店の照明に照らされた夜桜を楽しむ事ができます。

京都の染井吉野は今週も見頃が続き、来週以降は紅枝垂れ桜や御室桜、鷹峯の桜がお楽しみとなりそうです。

2009年4月07日 | お店 | No Comments »

ごちそう系お弁当

3月30

異例の早さで進んだ桜の開花前線。満開の木も時折見かけますが、開きかけたつぼみが先週からの冷え込みでスローダウンした木もたくさんあり、見頃は今週末から来週辺りになりそうです。開花状況はこちら

お花見宴会で知られる円山公園では、そろそろ場所取りの人々の姿がみられます。
皆さんのお花見弁当は持ち寄り派?手作り派?それとも屋台をハシゴ!?
「お母さんの握ったおにぎり」に勝るごちそうは無いけれど、ちょっと贅沢な「ごちそう系のお弁当」なら、河久さんの折詰弁当がおすすめ。何度もリピートしています。

さて、今年はどこの桜を観ようかな。

2009年3月30日 | お店 | No Comments »

歳寒の三友

2月23
梅小路公園

梅小路公園

梅のシーズンが到来しました。
雨天続きで少々心配ですが、北野天満宮の梅苑は今週末辺りから良い頃合いかもしれません。

冷たい風にも負けず、枝に沿って身を寄せ合うように花を付け、一斉に香りを放ちながらうねる枝はどれも上に向かって懸命に伸びています。
梅の花は「此の花」、「古の花(木の花)」とも記され、松竹梅を「歳寒の三友」といいます。

が出会いと別れの季節を飾る花なら、梅は旅立ちを前に友と香りを分かち合う花なのかもしれません。

2009年2月23日 | イベント | No Comments »

日本のデザイン

4月21
紫野源水「ひとひら」

紫野源水「ひとひら」

先日お茶の稽古で出会った紫野源水の練り切り菓子「ひとひら」。
まるで菓子鉢に花びらが舞い落ちたかのように繊細なデザインと上品な色味、なんともおしゃれ。
問い合せてみると、「先週でもう終了したんです…。桜が散る様を表しているお菓子なので、周りにももう桜が見あたりませんし…」と申し訳無さそう。
本当にその年の桜と共にあるお菓子なんですね。
巷ではお菓子の博覧会が始まったようですが、このひとひらにも、日本の美意識が光っています。

2008年4月21日 | お店 | No Comments »
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