上羽絵惣の胡粉ネイル
年賀状の準備や大掃除に追われ、ふと自分の指先を見ると…爪がボロボロ!
ネイルを塗り直す時間も惜しいし、頻繁に除光液を使うと爪が乾燥して負担がかかりそう。
そこで買いに走ったのが、無臭で除光液不要の「胡粉ネイル」。
宝暦元年創業の絵具商・上羽絵惣が、日本画で使用する胡粉を活かして開発した天然素材のネイルです。数年前の秋に「京都画材まつり」で見かけて以来、「京都発の爪に優しいネイル」として雑誌などでよく見かけるようになりました。
水の様に軽い液状で、アルコールで落ちますが、ホタテの貝殻に含まれるカルシウム・マグネシウム・亜鉛等のバイオミネラルが爪を保護・保湿するため、落とさず何度でも重ねられるのがものぐさ者には嬉しいところ。
すぐに乾き艶も自然なので、ベースとして使う「白光」は手を駆使する職業の人や清潔感に気を遣う営業マンにも有効かもしれません。
福玉
風呂敷のススメ
日頃から荷物が多くなるタチで、いつもバッグはパンパン。詰めこみ過ぎて型崩れを起こしてしまう事も。
それを見かねてか、「風呂敷バッグ」なるものを頂きました。普段は平らに畳んで鞄の中にしまっておき、ちょっとだけ荷物が増えたという時にはミニエコバッグに早変わり。
着物姿にも違和感無く、何より着物と同じたとう紙にラッピングされているのが可愛い。
秋は入洛者と交通量が最も多くなる季節。かさばるお土産を包める風呂敷を1~2枚旅行バッグに入れておくと安心ですね。
秋の新作バッグもいいけれど、モダンな柄の風呂敷を着こなしのワンポイントに取り入れてみるのも面白いかも!?
25日には「京朝スタイル」による「朝ふろしき部」も開催されます。
空気を変えるお香
友人の家に立ち寄ったとき、部屋に通されてすぐにお香を焚いてくれました。
たった一本の香りがマンションの一室の空気を変え、その一瞬のさりげない行動におもてなしを感じて、なんとなく気持ちが嬉しくなった事を覚えています。
お香売り場では、伽羅や沈香といった伝統的なものから、バラやジャスミン、バニラ等の香水の様な華やかな香りのもの、茶香炉や文香など種類がたくさんあって、選ぶ楽しみも広がりました。
また、お線香ほど長くはありませんが、この様なお香をお仏壇にあげても良いそうです。
「お線香は仏さんのお食事」だと聞いた事がありますが、それならその日の気分に応じて色んなお香を焚いてみるのも楽しいですね。
唐長のある暮らし
「美の息づかい 唐長のある暮らし」展が京都駅ビル2階の「京都セレクション」で開催されています。
2種類の唐紙を継ぎ合わせた新作『Love額』は、トトアキヒコ・千田愛子夫妻による合作で、丸や四角型の中に唐紙の持つ繊細さや強さ、明るさやピンと張られた緊張感なども感じます。
家の壁紙を貼り替えるには思い切りが必要ですが、小物からだと取り入れやすいですね。
唐紙をあしらったペンダントランプ等のインテリアは、和室・洋間を選ばず空間に溶け込みつつも沈む事もなく、上品な華やかさを放ちます。
初釜用に、双葉葵模様がうっすらと入った懐紙を買いました。いつも通っている稽古場の襖にも唐長さんの襖が入っています。
茶席で懐から畳の上へ、そっと載せる瞬間を思い浮かべると、今から楽しみです。
外国人と巡る紅葉の京都
今年の秋は外国人と東京からのお客様に紅葉の京都を案内しました。
初日の夜の紅葉狩りには南禅寺天授庵~永観堂のコースを。
翌朝は東寺の弘法市で手頃な浴衣を購入し、五重塔等を拝観した後は、下鴨神社の糺の森を抜けて、数寄屋造りのお座敷から1000坪余りのお庭を望む「蕪庵」で身体に優しい広東料理のランチ。
食後は車で移動しながら、鴨川の源流に佇む志明院、上賀茂神社そばの西村家庭園を巡りました。
「本家尾張屋本店」で軽く夕食を取った後は、祇園にあるお茶屋「松八重」のお座敷で舞妓さん達とおしゃべり。彼女達は外国人相手に英語で頑張ってくれました。
翌日は予約しておいた仙洞御所を見学の後、近くの割烹「千成」でお魚がメインの定食を頂き、雨降りだったので吉田山の林に囲まれた「茂庵」でゆっくりとお茶を楽しみました。
ちょっと盛りだくさん過ぎたかもしれませんが、楽しんで頂けたようで安心しました。
京都セレクション
10月1日に京都駅ビル2階にオープンしたギャラリーカフェ「京都セレクション」(075-361-4401)に行って来ました。
ギャラリーは出入り自由で、10月のテーマは「和菓子と器の饗宴」。
精巧な工芸菓子の他、展示されている各月の和菓子は、菓子文化が京の歳時記に寄り添うように発展してきた様を今に伝えています。
喫茶スペースは床几からソファー席まで多彩で、ホテルグランヴィアのスタッフがスマートに応対してくれました。扱うお茶と、淹れ方の監修は宇治茶の丸久小山園。和菓子は、5店舗のものから選べます。
器や和菓子の紹介カードは持ち帰る事ができ、京都のどこで購入できるのかが分かるわけですね。
ガラス障子のディスプレイ用茶室では、日本のしつらいの中で京の伝統工芸品を総合的に展覧できます。
かつて茶室とは、茶の湯を媒体に日本の文化や伝統工芸を発信する総合芸術サロンでもありました。その喫茶文化は、茶室からカフェ&ギャラリーとなって現代生活へ溶け込みます。
電車に乗る前に、京都らしさのある落ち着いたお店でちょっと一服したい。
そんな時におすすめです。
老山白檀のストラップ
香りのある生活、していますか?
香老舗・松栄堂の京都本店にて、「聞香を楽しむ会」に参加してみました。
日常の慌ただしさは香席の外に置いておき、無駄を省いた所作を指先まで集中して真似て程よい緊張感を楽しみます。自然と姿勢と呼吸も整っていくような…。
それぞれ聞いたお香は全く印象が違うのに、その順番を当てるのはなかなか難しいもので、隣り合わせた人と思わず顔を見合わせてしまいました。
社長自ら解説や質問への回答をして下さり、お土産のお香も頂きました。
帰りがけに老山白檀のストラップを購入し、時折気分転換にくんくんと香りを嗅いでいます。やすり等で削ると更に長く香りを楽しめるのだそうです。
次回の会は10月2日に開催されます。
香りに乗せて
先日、一通のお礼状を書き上げた後、ふと思いました。
「何か京都らしい雰囲気を出せないものか?」。
品物を添えるのは大袈裟になるし、かといって紙と文字だけじゃ物足りない…。
そこで、露桔梗の香りの文香を封筒に偲ばせる事にしました。
小さな紙にお香を挟んだ文香は、手紙を開いた瞬間からその香りを漂わせ、
「ああ、京都での思い出が蘇る…」なんて事になっているといいのですが。
手紙を読み終えた後の文香は、名刺入れに入れておくという使い方もあるようですね。
字が下手でも、文章を書くのが苦手でも、この香りのひとひらを添えると気持ちが伝わるような気がします。
メールや電話では伝わらない、日本古来のコミュニケーション方法ですね。






