e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

日本人と桜

3月14

04日本人に最も親しまれている。各気象情報サイトによると、(ソメイヨシノ)の開花予想は、京都近辺で3/27~/31頃となっています。満開のタイミングは、開花より1週間後の4月頭頃でしょうか。

一つ一つの花びらは透き通る程に薄く、触れるのも憚るほど繊細なのに、たくさん集まって咲く様は、灯りの無い夜空も華やかに照らせる力を持っています。
また、東山花灯路(現在「京都・東山祈りの灯り」として開催中)期間中の円山公園の枝垂れは、まだ蕾で花をつけていない状態なのに、樹齢80年を越えてもなお息を呑むほどの存在感を示しています。

開花予想日まであと約2週間。南から北上する前線が、日本列島を明るく照らし始めます。

冬と春の狭間で

2月15
元旦の宝ヶ池
元旦の宝ヶ池

立春を過ぎ日差しの変化に気付き始めたのも束の間、また吹雪いてきたりと、気候は冬と春の間を行ったり来たり。雪が積もると、京都では必ず金閣寺の雪景色がニュースで流れます。
地元の人に親しまれている府立植物園宝ヶ池の周辺にも梅林やがたくさんあり、寒空の下で蕾をきゅっと堅く閉じて、陽気を待っています。

また、この頃は受験シーズンでもあり、大事な節目を迎えている人も多いかもしれませんね。
17日は旧暦の小正月。小豆のお粥やおぜんざいでも食べて、寒い季節ならではの味わいと掌に伝わる温かさを楽しみながら、来る春に備えませんか?小豆の赤い色は厄を祓うといいます。

あともう少しで、また慌ただしい春がやって来ます。

2011年2月15日 | 観光スポット | No Comments »

賀茂神社と梅

6月7

ume青空と芝生が清々しい上賀茂神社。の季節に花嫁行列に遭遇したかと思えば、水無月6日に出会ったのは「梅」の行列でした。
参拝客に振る舞われたのは南高梅。時代装束に身を包んだ和歌山県南部の生産者達が、上賀茂神社に青梅や梅干しを献上していたのでした。
宮中の文献によると、1545年の京の「賀茂神社」での例祭で、梅が献上されたとの記述があるのだとか。それを基に、6月6日を「梅の日」として数年前から献上を始めたのだそうです。こちらの行列は同日、下鴨神社にも向かったようです。

青梅のさわやかな便り。もうすぐ、梅雨入りですね。

2010年6月07日 | イベント, 神社 | No Comments »

鴨川でお花見

4月12

hanami鴨川で夜の花見をするにあたって、当日の夕方を狙い場所取りに出かけました。
いつもと同じ場所を確保する事はできたものの、そこから日が暮れるまでが長い…。
飲食物は持ち寄り制にしましたが、来る人来る人、持ってくるものは唐揚げばかり!
皆考える事は同じなんですね。
京都の事を知らない京都人でも、のトンネルがどこまでも続く鴨川沿いを歩くと、「京都に住んでいて良かった」と実感するそうです。
忙しい最中、大きなビニールシートや水筒を買い足したり、人気のお店へ団子を買いに行ったりと、準備は本当に大変だったけれど、やっぱり来年もやりたいな…と思ってしまうのでした。

2010年4月12日 | 未分類 | No Comments »

おもてなしの心

4月5

aburi窓からの木を望む知人宅で、お花見の茶会がありました。

客人の年齢層は幅広く、中には生後6ヶ月の赤ちゃんまでママの抱っこで同席。
初めて企画した茶会とは思えない程のアイデアがいっぱいで、床の間の大きな信楽焼の花器は下部に亀裂が走り、そこから山の枝が伸びているという斬新な生け方にびっくり!
一通り薄茶が回った後、庭先では近所の今宮神社門前から取り寄せたあぶり餅を、目の前で炙って振る舞ってくれました。

準備から当日までてんやわんやの大騒動だったそうですが、智恵を絞って来客を喜ばせようという創意工夫が随所に感じられた春の宵でした。

2010年4月05日 | 未分類 | No Comments »

スナックであんみつを食べる

3月16
「七つの海」

「七つの海」

の見頃も過ぎ、そろそろの芽が目立ち始めた祇園白川を歩いていると、途中に細い路地が。「あんみつ」の文字に惹かれて「甘味処 七つの海」(075-531-8577)の格子戸を開けて入ってみると…中にはソファーやカラオケ。これってもしやスナック!?

入る店を間違えたのではなく、夜は実際にスナックとして営業しており、のシーズンになると店内はたくさんの人で賑わうのだそうです。
外観と内装のギャップに妙な気分を味わいながらも、手作りのクリームあんみつやわらび餅(ご主人の手作り)を頬張り、ママさん親子との会話を楽しむこの雰囲気は、ここがの名所のど真ん中とは思えない程ののんびり感。

何度も足を運び、運が良ければ祇園のお茶屋さんを紹介してくることも。また、年始の夜には、京都ならではの白味噌のお雑煮をお客さんに振る舞ったり。なんともアットホームなおもてなしですね。

2010年3月16日 | お店 | No Comments »

川端康成「古都」

5月18

京都市が2000年に策定した「観光客5000万人構想」計画が、2年前倒しで実現したそうです。
京都を舞台にした川端康成の小説「古都」。平安神宮のを筆頭に葵祭、鞍馬の竹伐り会祇園祭大文字…と京の歳時記を追いながら進行し、ヒロイン・千重子の生い立ちが徐々に明らかにされていきますが、四季折々の京都の姿の描写の方がむしろ多く、まるで川端康成と歩く京都名所案内のようです。
山鉾巡行のルートが変わり観覧席が設けられた事が会話に登場したり、南禅寺や高台寺付近の家たちが料理旅館に様変わりしていたり、古都が観光都市として本格的に走り始めた頃の京都の様子が偲ばれるようです。

今後の目標は「質」重視の観光施策との事ですが、これからの古都は、どのように進化していくのでしょうか。

文化系お花見

4月21

先週末の鴨川の畔で、遅めのお花見宴会をしました。

すっかり葉桜でしたが、紅枝垂れの花は奇跡的に4分程残っていました。
そこに発電機を持ち込み、なんと独自にライトアップ!
食べ物・飲み物は当然ながら、マイ杯&お箸・座布団も各自で持参するのが仲間内のお約束となっています。

メンバーはサラリーマンから建築家に陶芸家、京都の寺社で働く庭師まで多彩な顔ぶれ。茶人は野点でお茶とお菓子を振る舞い、書家は即興で筆を走らせていました。

ビールの一気飲みでもない、ロケット花火の打ち上げでもない、なんちゃって若手数寄者の粋なお花見でした。

2009年4月21日 | イベント | No Comments »

無料着付け教室の成果

4月13
養源院の桜

養源院の桜

日本和装の「4ヵ月間無料きもの着付教室」の終了記念パーティーに参加してきました。
4ヵ月前は着物の着方を全く知らなかった人達が、見事に自分で着物を着て食事や仲間達とのファッションショーを楽しんでいます。

もともと心得はあったのでおさらいのつもりで通い始めたのですが、毎週着物を教室に運んだり、スピーディーな展開について行くのが大変でした。それでも以前より早く、上手に着られるようになったので、申し込んでみて良かったと思います。

その後、教室の仲間達と日傘を差しつつ会場近くの養源院へ。
ちょうどが見頃で、喜んでもらえました。

2009年4月13日 | お寺 | No Comments »

夜桜特等席

4月7
ぎおん琢磨

ぎおん琢磨

2ヶ月前から予約していた祇園白川沿いの「ぎおん琢磨」で、窓一面の夜を眺めながらお食事をしました。

いつもより随分と早まったの開花宣言にハラハラしたものの、最初に自ら予測していたの見頃は今年も見事に当たり、神頼みのお天気も無事に快晴となりました。
イベントとしての祇園白川のライトアップは終了しましたが、以後もお店の照明に照らされた夜を楽しむ事ができます。

京都の染井吉野は今週も見頃が続き、来週以降は紅枝垂れ御室、鷹峯のがお楽しみとなりそうです。

2009年4月07日 | お店 | No Comments »
« Older EntriesNewer Entries »