e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

京都にノンアルコールのバー誕生

10月26

non
京都に、ノンアルコール専門のバー「Non Alcohol Bar」ができました。

女性スタッフが多いので女性の一人客でも入りやすく、果物のカクテルが多いのも嬉しいところ。
おつまみ代わりのお菓子は、皆で手を伸ばすのではなく、一人ずつ個別に蓋付きの容器で出されます。
メニューも豊富で、ノンアルコールワインをオーダーすると、ボトルを持ってきたスタッフが解説もしてくれます。

体質的にお酒が飲めない人や運転中の人だけでなく、妊娠中や授乳中、服薬の都合で飲酒ができない人、酔いたくない気分の人でもバーの雰囲気を楽しみくつろぐことができますね。
これだけ飲めない事情がある人がたくさんいて、ノンアルコール飲料の需要も高まっているのに、なぜ今までこういうバーが無かったのが不思議なくらいです。

パスタやホットサンドなどの軽食も美味しく、カフェ利用もできるようで、幼稚園児くらいの子が座れるような小さな椅子も幾つかあり、トイレにはおむつ替えシートも。
これからは昼間はママ同士が子連れで一杯、普段は喫茶店だけど仕事の合間の気分転換に一杯、夜は飲めないパートナーも一緒にカップルで乾杯、ですね。

2020年10月26日 | お店, グルメ | No Comments »

泉涌寺悲田院と煎茶道東仙流

10月20

hiden
今秋の「京都非公開文化財特別公開」は、かつて無いほどの長期間にわたって開催されています(※場所により期間は異なります)。
泉涌寺悲田院は、大門の手前を右に折れて、奥まったところに朱門が静かに佇む塔頭で、聖徳太子が身寄りのない老人や子供を収容する福祉施設として設けたのが始まりとされています。
坂道を登った甲斐あって、駐車場の奥から京都市街が見渡せます。

こちらには土佐光起筆の襖絵のほか、本堂では、宝冠を被り座しているもの、起立しているもの、逆手に印を結んでいるもの、3つの姿の阿弥陀如来像が見られます。
近年に快慶作と判明したという宝冠阿弥陀如来坐像は、非常に端正で、他所の仏で観るように無表情でも微笑んでいるでもなく、ニュートラルなお顔です。
頭の珍しい宝冠は、皇室ゆかりの寺院であることに配慮して創作されたのでしょうか。

また、泉涌寺悲田院は煎茶道東仙流の拠点であり、縁あって稽古場でお茶を頂く機会を得ました。
煎茶道は茶道と比べると自由な会話も多く、サロンの様な趣があります。

外は雨。指先で持つほどの小さな茶椀には、菊と鉄線を組み合わせた悲田院の紋が染め付けられています。
葉を弾く雨粒の音を耳の後ろで聞くのと、数滴のお茶の雫を舌に転がすのが重なり合うような、不思議な感覚でした。

こちらの拝観は11月1日まで。
今年の泉涌寺の「献菊祭」では、月輪未生流の華展などとあわせて東仙流のお茶席が11月7日(土)と8日(日)に設けられるそうです。

次はもみじの川床で

10月7

ugenta
だいぶ涼しくなりましたが、まだ半袖に羽織りもので過ごせるくらいですね。

先月の話になりますが、貴船の川床「右源太」に行きました。
連休中で渋滞が起こっていましたが、川の上のお座敷なら、昼の日差しは遮っても空気の流れと川のせせらぎはせき止めません。
水面までは、足の長い人なら届きそうな距離感でとても涼しく快適でした。
奇をてらうことなく旬の素材を生かし、少しずつ味わう献立で誰の口にも合いそうです。対照的に、お子様用プレートはハンバーグやフライドポテトにそうめんなど、食べきれないほどのボリュームでした。
どちらにも出されるそうめんは、まるで絹糸のように細い!

現在は叡山電鉄一部の運休区間を京都バスが運行しており、混雑を避けるためか乗らずに歩いて下山している人も多く見られましたが、車道ではくれぐれもご注意ください。

今シーズンの貴船や鴨川などの川床営業は終了しましたが、10月からはジビエ等を頂く鍋料理の登場です。
なお、高雄の川床は紅葉の季節も利用できるので、今年は川床からの紅葉狩りを楽しみたいと思っています。

山間部への観光は要注意

9月24

kibune
4連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。

貴船の川床なら風通しも良いし、京都市中心部よりも涼しいだろうと思い、予約を入れていました。
2日前にお店から予約確認の電話があった時点では、貴船の気温は23度、道も渋滞しているとのこと。
同行者には、調節しやすい服装で来てもらうように伝え、全員叡山電車で向かう事にしました。

ところが、土砂崩れの影響により路線の一部が運休のため、結局は市原駅近くから臨時で出ている京都バスで貴船口まで直行することに。
行き方が分かっていても、交通機関のホームページは当日までに一読しておかないといけませんね。反省です。
貴船口からお店のマイクロバスが出迎えてくれましたが、やはり連休真っただ中。貴船神社の駐車場付近で詰まってしまいました。
「ちょっとほぐして来ますね。」と、車を降りて対向車を誘導する運転手さんが頼もしい。

帰りも再び貴船口から市原まで京都バスに乗車したのですが、中は往路よりも大混雑。
連休のため覚悟はしていたものの、これは貴船に限らず、嵐山や京都の人気店、他府県のキャンプ場まで全国的に渋滞と行列は発生していたようです。
みんな、考えることは一緒。今まで何かと控えていましたものね。

川床でのお食事は終始快適にすごさせてもらいました。その話はまた後日。

雑用は家に置いてこよう

9月8

heron

先月の夏休みは、京丹後市久美浜町にある「ウォーターサイドコテージ Heron」へ。
山間の田んぼや海の暮らしが見える漁村を抜け、小さな商店が軒を連ねる一角を曲がると、突然世界が変わります。

たった2つの客室は久美浜湾へと注ぎ込む栃谷川に面していて、向かいの材木商(現在は画家のアトリエだとか)が所有する小船が顔を出しています。
家人は、皆がまだ寝静まっている早朝にむっくり起きて、久美浜公園へ散歩に出掛けました。
きっと気持ちいいだろうなあと思いつつ…こちらは二度寝して、朝日を浴びながらのヨガ。

ここのスタッフは、ホテルのように仰々しいお辞儀はしません。
自然がすぐそばにあるけど、不便ではない距離感。
その土壌に育まれた食材の持ち味を引き出した、程良いボリュームの欧風家庭料理。
よくあるふわふわの大きなゲストタオルではなく、軽くて湯上りの肌に爽やかなオーガニックのリネン。
そんな小さな驚きとくつろぎが本当のおもてなしである事を知っているからです。

まだ蟹の季節には早いけど、客室のテラスの椅子に腰掛けて虫の鳴き声と夜風の中でゆっくり読書する。
行ったばかりなのに、そんな妄想が早くも湧いてくるのでした。

付近には、酒蔵や寺院に豪商のお屋敷、車で牧場や海水浴場、温泉も。
GO TOトラベルキャンペーン」に対応した割引宿泊プランもありますよ。

商店街を楽しむ

8月4

kamo
再び、巣籠り生活が始まるのでしょうか。
今年の初夏に町家の借家暮らしを体験していたとき、限られた外出の中で、近くの新町商店街でのお買い物を楽しんでいました。

例えば魚は「中居鮮魚店」。焼き鮭が美味しいです。事前に電話で「今日は何が入ってますか?」と予約した方が良いでしょう。頼めば焼いておいてもらえます。
例えば野菜は「やおやONE DROP」。スーパーには無い珍しい野菜もあり、お料理好きな人なら使ってみたくなるかもしれませんね。
近所に商店街がある人なら、何も特別な事は無いのでしょうが、普段買い物と言えばスーパーやショッピングモールしか選択肢が無い地域に住んでいる人にとっては、ちょっと魅力的。

花は花屋、麺類は製麺所、と専門店を巡るのでその都度移動時間が必要ですが、ついお会計以外でも店員さんに話しかけてしまったりするのです。
時には自転車で新大宮商店街まで足を延ばす事もありました。

朝食やおやつにしていたのは、「かもDONUT」。
この「かも」は、長らく鴨川の事だと思っていましたが、実はオーナーのご先祖である賀茂一族からきているそうですよ。
こじんまりとしたお店なので、当時は一組ずつの入店でした。
京町家に映えるカラフルなドーナツは某有名チェーン店と似たラインナップですが、それらの風味を濃厚にしたような味わいでした。

2020年8月04日 | お店, グルメ, 町家 | No Comments »

うどん、寿司、フレンチの「三密」

6月17

asahi
以前より外に出る事に対する罪悪感が少し和らいだと思ったら、雨が窓を濡らす季節の到来。
時々は窓を開けて湿気でこもった空気を入れ換えながら、しばらく雨音に耳を傾けるのは悪くありません。

子供達が大好きな唐揚げやエビフライの弁当も、ちょっと飽きた。大人用のお弁当はフレンチにしてみるのもいいかも。
「へぇ、たまにはいいね!なんてお店なん?」
「えーと、千本丸太町の『阿さひ』」。
フレンチのお店とは思えない店名です。正式には「阿さひ et Rive gauche (あさひ エ リヴ・ゴォシュ)」。
昼間はうどんと寿司のお店として営業されているそうで、
狙っているのか外装に無頓着なのか、お弁当が入っていたビニール袋もお寿司屋さん柄で笑いを誘います。

パテの乗ったスライスバゲットやテリーヌなど手の込んだおかずがこれでもかというくらい、ぎゅっと詰まっているので、
男性には小ぶりかと思う折詰でも十分にお腹いっぱい。
ぜひワインに合わせて、大人だけの家飲み時間を。

2020年6月17日 | お店, グルメ | No Comments »

瑞穂の国のシリアル

6月10

pon
抹茶ポン」なるお菓子を頂きました。
「へえ~お赤飯以外にもこんな商品作ったはるんや」と、赤飯とお餅で有名な「鳴海餅」と混同してしまいましたが、正しくは西院にある大正12年創業の「鳴海屋」の商品でした。
よくある棒状のポン菓子ではなく、一粒ずつのパラパラタイプ。
「スプーンで食べるんやろか。大粒やけど、何かにふりかける?」と裏の表示を見ると、「おすすめの召し上がり方」として、「ミルクをかけてシリアル風にお召し上がりください」とのこと。
これは美味しそう!
翌朝、トーストを乗せる平皿の代わりに、シリアル用のやや深めのボウルをサーブ。やっぱり白い器の方が色合いが優しく映えます。
シリアルは、食べる直前に牛乳を注いで、サクサクの粒感と香り、牛乳に溺れてふやけたやわらかい食感を同時に楽しむのが身の上。
100%国産のうるち米の香ばしさ、甘いけどしつこくない砂糖蜜、宇治産の抹茶に食塩という原材料のシンプルさ。
舌で粒の塊を押し潰すと、全てが溶け合った抹茶ミルクがじゅわっと溢れてジューシー。
他にも、「黒糖ポン」や「しょうがあられ」、「ものすごく辛い七味サラダ(おかき)」等もあるそうで、京都のええもんを取り扱うお店が一丸となった復興プロジェクト”SAVE THE KYOTO”にも参加しているようです。
ワンパターンだった朝の食卓風景がちょっと華やぎました。

2020年6月10日 | お店, グルメ | No Comments »

京都に鴨川があって良かった。

6月2

saryo
自粛が段階的に明けつつあるとのニュースを聞くだけで、ずいぶん気持ちも軽く明るくなりますね。
重い課題が解決された訳ではありませんが、いつ終わるか分からなかった暗いトンネルの先に一筋の光が見えただけでも希望としたいところです。

久しぶりに賀茂川に出てみて川辺に腰掛け、夕方の涼しい風にあたりました。
もしも「京都らしい景色」を尋ねられたら、きっと迷わず「鴨川(賀茂川)」と答えます。
賀茂川があるおかげで街中でも広い空と、こんもりと茂る緑に触れられるから。
家族と外を歩けるという何でも無いことが本当に幸せだと、周りの人も実感していたに違いありません。

まだまだしばらくはテイクアウト生活を続けます。
普段は敷居の高いお店でも、お求めやすい価格でお試しできるのがお弁当の魅力。
お弁当というと、揚げ物と濃い味付けが主流ですが、下鴨茶寮「おうち料亭」は塩分控えめ、あっさりした味付けを求める方向けです。
天婦羅おむすび等が入った「和牛すき焼きと贅沢おにぎり」は、1,800円(税抜)。
これにお吸い物も追加してもらって、温もりをプラス。

配達が可能なエリアもあるので(有料)、元気を出して欲しい人への差し入れにもいかがでしょうか。

2020年6月02日 | お店, グルメ | No Comments »

仕出しは「日常の中の非日常」。

5月18

akoya
今年の母の日は、「阿古や」(075-441-3988)の仕出しを頼んで、家に両親を招待しました。

時間通りに運ばれて来た木箱には、塗りの弁当箱のほか、人数分のお椀と椀種。それにおつゆの入ったアルミのポットが付いています。
「写真を撮って、自分のブログに紹介させてもらってもいいですか?」と尋ねると、
「ああ~どうぞ。うちはネットでも余り情報が出てこないので…。」

お弁当や飲み物をセッティングしたら、コンロで温めた吸い地を、種を入れた椀に張ります。
湯気と木の芽の香りが台所に広がり、高揚した気分とともに食卓に運びます。
皆で揃って蓋を開けた時の鮮やかさ。
赤くて艶のあるもの、瑞々しい緑。素材の良さだけでなく、それらを活かすための丁寧な手作業が加えられているから。
お弁当におすましも付いて、これで3000円とはお値打ちではないでしょうか。

自宅あるいは宿泊先なら、子連れでも互いに気が楽です。
泊まりがけなら、帰りも気にせずごろんと横になってくつろいでもらうのもいいでしょう。

容器類は翌日取りに来られるので、再び木箱に納めて返却します。
「昨日はいい写真撮れましたか?」

仕出しは「日常の中の非日常」。来月の父の日の演出への、一案です。

2020年5月18日 | お店, グルメ | No Comments »
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