e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

おすすめの甘味処

8月28

下鴨の閑静な住宅街の中に、こんな素敵な甘味処があるとは知りませんでした。
それもそのはず、和菓子の宝泉堂が和菓子処「ほうせん」として3年前に暖簾を掛けたばかり。 もとは個人宅であったという立派な邸宅は、夏のしつらいと蒼い苔が涼しげで、舞妓さんの名前を記した京丸うちわもたくさん飾られています。
わらび餅は、器の中央に置かれた一粒の氷に冷やされ、もっちりとした食感。黒蜜をかけなくてもほんのり甘くて上品なお味です。

こんな素敵なお家に住んでいた人が羨ましいですね。

2006年8月28日 | お店 | No Comments »

かき氷で暑気祓い

8月21

大極殿六角店「 甘味処 栖園 」のかき氷で暑気祓い。
風にはためくのれんをくぐり、坪庭のそばで頂く風情はやはり和菓子の老舗だからこそ。 スプーンがすっと中に入る氷は、すくい上げるとふんわりと、きめが細かい。 小さな器に入ったシロップや練乳が添えられているのも嬉しいですね。 重厚感のあるガラスの器、きちんといれられた温かい玄米茶に、京都らしさと本物感が漂います。 身体が冷えるのが苦手な人は、生姜を散らしたくず流しをどうぞ。

2006年8月21日 | お店 | No Comments »

黄昏どきの川床

8月14

ゆかたに絽の帯を締めて、料亭・ちもと川床へ。 夏の屋外なので少々汗ばむ時もありますが、川面からの風が袖を通り抜けると、ひんやりと心地よい。
「黄昏(たそがれ)」という言葉は、辺りが暗くなる夕暮れ時には人の顔が見分けにくいので「誰そ彼(たそかれ・あれは誰?)」と言ったことが語源なのだとか。
また、昔はこの鴨川の畔でしんない流し(今で言うストリートミュージシャン?)が出てきて三味線等を弾き、おひねりが跳ぶ、といった光景が見られたそうです。

2006年8月14日 | お店 | No Comments »

水無月の美味しいお店

6月26

6月のお菓子・水無月の美味しい和菓子やさんを教えてもらいました。 他のお店のものと比べると、ここのは殆どあんこが乗っていません。 小豆5,6粒が散らしてある程度で、土台の外郎がひときわ白い。
口に入れてみると、あっさりとしていて甘ったるさがありません。 どうやら、この外郎生地がこのお店のウリなのかも。
水無月を食べて、おいしく暑気祓い、厄除けと致しましょう。

八勧本店:(上京区寺ノ内大宮東入ル南側3軒目) 075-441-2001

2006年6月26日 | お店 | No Comments »

京都で一番不気味なカフェ

6月12

ギャラリーカフェ「汚点紫(しみむらさき)」は、おそらく「京都で一番不気味なカフェ」でしょう。
その名を聞いた事はあっても、「つぶした缶が飾ってあるのを見ると入るのが怖くて…」という人は意外に多いはず。オーダーした味噌汁にも、見事につぶした豆腐が浮かんでいました。
ランチを食べ終わる頃、猫がにゃーと出てきました。
「この店、ちょっと傾いてるらしいんですよ」とオーナー。
しかしながメニューはナチュラル指向で、仕出し屋だったという古い店内ではライブが行われる事も多いそうです。アートな臭いが漂うお店です。

2006年6月12日 | お店 | No Comments »

御所南

5月30

御所の見える丸太町通りからちょっと南に入った閑静な住宅地には、住居として現役の町家が残り、ところどころにおしゃれなカフェ等が点在しています。
地鶏の炭火焼が美味しい「ツキトカゲ」。 古い門をくぐったところにある前庭と、大きな窓が開放的。鶏の串焼「こころのこり」がおすすめです。

吉田屋料理店」。一見分かりづらい路地を入っていくワクワク感。 扉と坪庭の戸を開け放しにした店の中を、夜風が通り抜けていきます。
どちらも、夏の夜をゆるゆると過ごすのに良さそうです。

2006年5月30日 | お店 | No Comments »

TOKIOと京都

3月13

e京都ねっと「京の名物おみやげ」のコーナーでもおなじみの『自家焙煎珈琲びーんず亭』さんが、3/12(日)放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』 で紹介されるそうです。

テーマは「立ち食いメニュー 1日でいくつ食べられるか!?」。
TOKIOのメンバーが関東・関西の2つのルートに分かれて様々な推理をもとに店を探し、1日で何店舗の立ち食いのお店に回れるかを競います。

TOKIOのメンバー二人(秘密)が来店してびーんず亭のコーヒーを飲みます。
今度の日曜、19時になったらテレビをチェック!!

2006年3月13日 | お店 | No Comments »

メニューはひとつだけ

2月20

水炊きしか注文できないお店があります。
祇園新橋の細い路地の突き当たり。個室に入ると、自分の家に帰ってきたようにほっとします。 炊きたての肝に、生姜汁入りの白いスープ、骨付きのかしわ。芯から身体が温まり、ふと見渡すとエアコンが一切見あたらない。
夏期(5〜10月)は営業していないそうで、「その間はどうされているんですか?」と尋ねると、「ひっくり返って寝てます〜。」とのお返事。
柔らかな京言葉を話しながら給仕するお店の方の手つきは、とても手際が良くて美しく、かつ自然。帰り際は揃って挨拶をして下さいました。 これぞ本当に京都らしいと思えるお店でした。

「萬次郎」075-561-1654。6500円の水炊きコースのみ。

2006年2月20日 | お店 | No Comments »

町家でイタリアン

2月6

京都で特別な夜を過ごすなら、やっぱり古都の趣が味わえるお店がいい。
でも京料理だと、なんとなく改まり過ぎな気もする。

そう思っている人がいるなら、「SCORPIONE 祇園」。
ここはお箸で食べるイタリアン。美味しいです。
体にやさしい旬の京野菜を活かした盛りつけも、洗練された器やアジアンテイストの調度品やシャンデリアも女性好み。
それでいて、どこか落ち着くのは、年代を重ねた重厚な町家でしか出せない、包み込むような温かさなのかもしれません。

2006年2月06日 | お店 | No Comments »

あさだのなす麻利漬

1月30

京都・北山の閑静な住宅地の中の、「京漬物 あさだ」。 一軒家だと思ってうっかり見落としそうな佇まいです。
ここの「なす 麻利漬」を頂いたので、早速お米を炊きました。
ほわんと湯気が立ちのぼる白米の真ん中に、この茄子漬を置きます。
お醤油色に染まったおなすの表面の、幾筋ものしわの照かりは、いかにも味が染みこんで美味しそう!
きゅっと噛みしめると、甘辛い味。みりんの味が利いていて、気づいたら立て続けに3、4個と食べていました。おつまみにも良さそうです。
寒さに肩をすくめる冬の日の、なによりのごちそう。
今度はすぐきを買いに行こうかな。

2006年1月30日 | お店 | No Comments »
« Older EntriesNewer Entries »