かき氷で暑気祓い
大極殿六角店「 甘味処 栖園 」のかき氷で暑気祓い。
風にはためくのれんをくぐり、坪庭のそばで頂く風情はやはり和菓子の老舗だからこそ。 スプーンがすっと中に入る氷は、すくい上げるとふんわりと、きめが細かい。 小さな器に入ったシロップや練乳が添えられているのも嬉しいですね。 重厚感のあるガラスの器、きちんといれられた温かい玄米茶に、京都らしさと本物感が漂います。 身体が冷えるのが苦手な人は、生姜を散らしたくず流しをどうぞ。
水無月の美味しいお店
6月のお菓子・水無月の美味しい和菓子やさんを教えてもらいました。 他のお店のものと比べると、ここのは殆どあんこが乗っていません。 小豆5,6粒が散らしてある程度で、土台の外郎がひときわ白い。
口に入れてみると、あっさりとしていて甘ったるさがありません。 どうやら、この外郎生地がこのお店のウリなのかも。
水無月を食べて、おいしく暑気祓い、厄除けと致しましょう。
八勧本店:(上京区寺ノ内大宮東入ル南側3軒目) 075-441-2001
京都で一番不気味なカフェ
ギャラリーカフェ「汚点紫(しみむらさき)」は、おそらく「京都で一番不気味なカフェ」でしょう。
その名を聞いた事はあっても、「つぶした缶が飾ってあるのを見ると入るのが怖くて…」という人は意外に多いはず。オーダーした味噌汁にも、見事につぶした豆腐が浮かんでいました。
ランチを食べ終わる頃、猫がにゃーと出てきました。
「この店、ちょっと傾いてるらしいんですよ」とオーナー。
しかしながメニューはナチュラル指向で、仕出し屋だったという古い店内ではライブが行われる事も多いそうです。アートな臭いが漂うお店です。
TOKIOと京都
e京都ねっと「京の名物おみやげ」のコーナーでもおなじみの『自家焙煎珈琲びーんず亭』さんが、3/12(日)放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』 で紹介されるそうです。
テーマは「立ち食いメニュー 1日でいくつ食べられるか!?」。
TOKIOのメンバーが関東・関西の2つのルートに分かれて様々な推理をもとに店を探し、1日で何店舗の立ち食いのお店に回れるかを競います。
TOKIOのメンバー二人(秘密)が来店してびーんず亭のコーヒーを飲みます。
今度の日曜、19時になったらテレビをチェック!!
メニューはひとつだけ
水炊きしか注文できないお店があります。
祇園新橋の細い路地の突き当たり。個室に入ると、自分の家に帰ってきたようにほっとします。 炊きたての肝に、生姜汁入りの白いスープ、骨付きのかしわ。芯から身体が温まり、ふと見渡すとエアコンが一切見あたらない。
夏期(5〜10月)は営業していないそうで、「その間はどうされているんですか?」と尋ねると、「ひっくり返って寝てます〜。」とのお返事。
柔らかな京言葉を話しながら給仕するお店の方の手つきは、とても手際が良くて美しく、かつ自然。帰り際は揃って挨拶をして下さいました。 これぞ本当に京都らしいと思えるお店でした。
「萬次郎」075-561-1654。6500円の水炊きコースのみ。
町家でイタリアン
京都で特別な夜を過ごすなら、やっぱり古都の趣が味わえるお店がいい。
でも京料理だと、なんとなく改まり過ぎな気もする。
そう思っている人がいるなら、「SCORPIONE 祇園」。
ここはお箸で食べるイタリアン。美味しいです。
体にやさしい旬の京野菜を活かした盛りつけも、洗練された器やアジアンテイストの調度品やシャンデリアも女性好み。
それでいて、どこか落ち着くのは、年代を重ねた重厚な町家でしか出せない、包み込むような温かさなのかもしれません。