e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

「序の舞」

10月25

butai 金剛能楽堂にて24日に行われた「先代宗家金剛巌 十三回忌追善能」にて、ご宗家・金剛永謹さんが「定家」を舞われ、ご子息・龍謹さんが「道成寺」を披かれました。
いずれも全く異なる描き方で人間の「執心」を採り上げた大曲です。

「道成寺」でのクライマックス、落下する鐘の中にシテが飛び入る名場面の前には、演者も観客も会場の全ての人が一体となって息を潜め、舞台の中央に向かって大きなエネルギーが集中するのを感じました。何かが大きく動く事よりも、それに至る「溜め」の部分にこそ醍醐味があると言っても過言ではないでしょう。

なお当能楽堂では、京都国立近代美術館にて始まる「上村松園」展(11/2~12/12)の特別文化講座として、松園の代表作「序の舞」について宗家によるお話と実演が11月6日に予定されています。

京都金剛家のルーツ

7月29
たくさんチラシを持って帰りました。
たくさんチラシを持って帰りました。

金剛能楽堂の能面・能装束展観に行って来ました。

他流派とは異なり、金剛家の能装束には家紋が入っている事が多いのは、京都金剛家はかつて近江源氏の武家であった事に由来するそうです。浅井・朝倉連合軍が織田軍に敗れた事で京都御所へ逃れ、そこで禁裏御能を発展させました。
来月には大文字送り火能「蝋燭能」が行われます。
「綾鼓」というちょっとコワイ演目を鑑賞した後は、能楽堂向かいの京都御所へ移動し大文字の送り火を眺めれば、より味わい深いものとなりそうです。

雪の小面

2月13

先日、「金剛能楽堂特別企画」を観てきました。

豊臣秀吉が作らせた「花」「雪」「月」の小面のうち、 金剛家に伝わる「雪の小面」でもって宗家が舞う、これも金剛流のみに伝わる名曲「雪」では、雪を踏みしめるように、音を出さずに足踏みをする拍子が特徴的。
静かに雪が降る様を想像しながら観たい演目です。
ご子息・龍謹君の仕舞も、一陣の清風が通り抜けていったような爽やかさ。

26日は恒例の定期能です。演目は、静御前ゆかりの「二人静

2006年2月13日 | 芸能・アート | No Comments »

次期宗家の決意

1月24

今週末、23日の金剛定期能「翁」は是非ご覧頂きたいと思います (※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※)
他の演目とは異なって演劇的要素は無く、天下太平を祈る宗教的儀式のようなもので、厳かな空気に包まれた舞台の上で、翁役の金剛龍謹君が面を付けます。
まだ高校生とはいうものの、次期宗家として、お父様の金剛永謹さんのご指導のもとでこれから、学業の傍ら長く厳しい修行を積み、長年の伝統と歴史を担っていく決意の瞬間を、この能舞台の上で見届ける事ができます。