e-kyoto「一言コラム」

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雪の小面

2月13

先日、「金剛能楽堂特別企画」を観てきました。

豊臣秀吉が作らせた「花」「雪」「月」の小面のうち、 金剛家に伝わる「雪の小面」でもって宗家が舞う、これも金剛流のみに伝わる名曲「雪」では、雪を踏みしめるように、音を出さずに足踏みをする拍子が特徴的。
静かに雪が降る様を想像しながら観たい演目です。
ご子息・龍謹君の仕舞も、一陣の清風が通り抜けていったような爽やかさ。

26日は恒例の定期能です。演目は、静御前ゆかりの「二人静

2006年2月13日 | 芸能・アート
One Comment to

“雪の小面”

  1. On 1月 18th, 2022 at 2:48 PM e-kyoto「一言コラム」 » Blog Archive » 神仏か、鬼か、亡霊か Says:

    [...] 豊臣秀吉が作らせたという「花」「雪」「月」の小面のうち、 金剛家に伝わる「雪の小面」と久しぶりに対峙すると、やはり別格だと感じずにはいられませんでした。 その肌にうっすらと、まだ誰にも触れられていない雪を載せているような、雪が積もった日の静けさのような繊細さに顔を沈める瞬間とは、一体どんな心地なのでしょうか。 [...]

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