e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

小松屋の八方焼

1月30

8

長年京都に住んでいても、知らない事はたくさんあります。
上菓子屋さんも町かどのおまん屋さんもいっぱいあるはずなのに、手土産選びに毎回悩んでしまうのは、選択肢が多過ぎるからでしょうか?
最近の私的ヒットは「八方焼本舗 小松屋」の「八方焼」です。
寺町専門店会商店街の中にある、京都人が普段のおやつを買いに訪れるような佇まいのお店。
京都の和菓子職人さんが金沢など全国各地に移ったという話は時折耳にしますが、こちらは逆に石川県の小松市より上京し開業、大衆菓子だった六方焼をアレンジして看板商品となったもの。
包み込んだ餡と馴染んでしっとりとした生地を手でちぎると、餡との間に鮮やかな黄色が覗きます。風水を連想させる八角形と黄色で縁起が良い!?
漉し餡はしっかり甘いけれど上品さは損なわず、すっと舌の奥に消えて後に味噌の様な風味が残ります。
これは、あつあつのほうじ茶にも合いそうです。

2012年1月30日 | お店, 未分類 | No Comments »

幻の四つ葉タクシー

1月24

taxi

それぞれのおかずに願いが込められたお節料理で新年を迎え、お祝いには「よろ昆布(喜ぶ)」「めで鯛(めでたい)」などなど、日本人は何故こうも語呂合わせや験担ぎが好きなのでしょう?
街中で、ふと後ろにいた人々がそわそわしているな、と思って振り向くと、数人の人がヤサカタクシーの「幻の四つ葉タクシー」に向かって盛んに携帯カメラを向けていました。
信号待ちで停車している僅かな間のチャンスとなると、こちらもつられてデジカメを取り出してしまうものですね。
期間限定で「ピンクのクローバー」が目印の「ラブ・クローバー号」や、『合格・必勝祈願タクシー』も新しい幸運のシンボルとしてすっかりお馴染みとなりました。
人々の携帯電話に収まった四つ葉の画像は、それぞれが幸せを願う誰かの元へと送信されるのでしょうか。
受験生の皆さんが、積み重ねてきた実力を全て発揮できますように。
そして、それを支えるご家族や先生たちにも幸あれ!

それぞれのおかずに願いが込められたお節料理で新年を迎え、お祝いには「よろ昆布(喜ぶ)」「めで鯛(めでたい)」などなど、日本人は何故こうも語呂合わせや験担ぎが好きなのでしょう?

街中で、ふと後ろにいた人々がそわそわしているな、と思って振り向くと、数人の人がヤサカタクシーの「幻の四つ葉タクシー」に向かって盛んに携帯カメラを向けていました。
信号待ちで停車している僅かな間のチャンスとなると、こちらもつられてデジカメを取り出してしまうものですね。
期間限定で「ピンクのクローバー」が目印の「ラブ・クローバー号」や、『合格・必勝祈願タクシー』も新しい幸運のシンボルとしてすっかりお馴染みとなりました。
人々の携帯電話に収まった四つ葉の画像は、それぞれが幸せを願う誰かの元へと送信されるのでしょうか。

受験生の皆さんが、積み重ねてきた実力を全て発揮できますように。
そして、それを支えるご家族や先生たちにも幸あれ!

2012年1月24日 | 未分類 | No Comments »

長講堂

1月17

choko後白河法皇が、持仏堂として建立したという長講堂を訪れてみました。
「京の冬の旅」非公開文化財特別公開の中では初公開となる寺院で、後白河法皇はNHK大河ドラマ「平清盛」では主人公の良きライバルとして描かれるようです。
公開されている寺宝のうち、当寺のご住職が参拝者に最も観て欲しいと言われていたというのが『過去現在牒(かこげんざいちょう)』です。
後白河法皇が直筆で、自身に縁のあった人物の名前を記されているもので、歴代の天皇の名前から始まり、源義経などの有名人物のほか、祇王などの白拍子や無名の人物らの名が連なっています。女性が当時の歴史資料に名前を残される事自体が希だったのでは無いでしょうか。もちろん「清盛入道」の名前も見る事ができました。
源氏と平家、朝廷の勢力争いが渦巻く動乱期を生き抜いた晩年の法皇。それぞれの正義が生死をかけてぶつかり合う中、迷う事無しに自分を信じて突き進む事は容易ではありません。一人ずつ、筆を進める毎にその心中はどの様なものだったでしょう。

福玉の中身

1月10

fuku年末に買い、年明けまで取っておいた福玉を開いてみました!
まるで、福袋とお年玉が合体したかのようですね。

中に入っていたのは、龍の置物にがま口財布、ポーチに携帯ミラー、ちりめん細工のマグネットとポチ袋、カーゼハンカチにあぶら取り紙。
女の子の身だしなみセットといったところでしょうか。
花街で受け取った舞妓さん達は、今頃巾着にしのばせて愛用しているのかな?

新春のニュースを飾るのは、物腰やわらかく、でも背筋はシャンとした大和撫子たち。
いつの時代も女性が女性らしく輝いていると、世の中が明るくなりますね。

2012年1月10日 | 和雑貨 | No Comments »

六波羅蜜寺

1月5

inaho年明けの初詣は、まず氏神さんにお参りに行き、翌日は今年のNHK大河ドラマにちなんで平清盛像がある六波羅蜜寺へ出かけました。

都七福神めぐりの弁財天を祀る護摩堂にて加持と稲穂を受け、希望のご利益の御守り(有料)を付けてもらいます。
本殿奥にある宝物館には平清盛坐像のほか、有名な空也上人像や運慶・湛慶父子の像もあり、定朝や運慶による地蔵菩薩像はどちらも柔和な表情をしていました。
最後に皇服茶(大福茶)を頂き、今年一年の病息災を願いました。

「e京都ねっと」は今年で干支を一巡致しました。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

上羽絵惣の胡粉ネイル

12月26

neil年賀状の準備や大掃除に追われ、ふと自分の指先を見ると…爪がボロボロ!
ネイルを塗り直す時間も惜しいし、頻繁に除光液を使うと爪が乾燥して負担がかかりそう。

そこで買いに走ったのが、無臭で除光液不要の「胡粉ネイル」。
宝暦元年創業の絵具商・上羽絵惣が、日本画で使用する胡粉を活かして開発した天然素材のネイルです。数年前の秋に「京都画材まつり」で見かけて以来、「京都発の爪に優しいネイル」として雑誌などでよく見かけるようになりました。

水の様に軽い液状で、アルコールで落ちますが、ホタテの貝殻に含まれるカルシウム・マグネシウム・亜鉛等のバイオミネラルが爪を保護・保湿するため、落とさず何度でも重ねられるのがものぐさ者には嬉しいところ。
すぐに乾き艶も自然なので、ベースとして使う「白光」は手を駆使する職業の人や清潔感に気を遣う営業マンにも有効かもしれません。

にわかクリスチャン

12月19

xmas幼稚園は仏教系、学生時代にはキリスト教系の学校に通っていました。
そのため、街中に讃美歌やパイプオルガン、ハンドベルの音色が流れるこの時期になるとうずうずしてしまい、先日久々に参加した母校のクリスマス特別礼拝で、キャロルを気持ちよく歌ってきました。
そこで、パンフレットに挟んであったのがクリスマス献金の送付先一覧。
震災で被災した人、発展途上国の貧しいシングルマザー、紛争で負った傷や病気を治すため家族と離れて暮らす子供たち、原爆に遭遇した外国人など、世界中には色んな形の支援を必要としている人々が沢山いて、その活動をサポートしている様々な団体がある事を改めて知り、はっとさせられました。
今年のクリスマスは3連休と重なり、普段は忙しくてそれどころでは無い人もイベントを楽しめる余裕が少しばかりできるのではないでしょうか。
にわかクリスチャンでもいい。私たちがイルミネーションやミサに出かけ、その傍らで募金箱やチャリティーグッズの販売に一瞬でも心を寄せる事ができれば、それが世界中の笑顔を増やす魔法に変わるような気がします。

2011年12月19日 | イベント | No Comments »

福玉

12月12

fuku友人達とクリスマスパーティーをする事になり、各自プレゼントを持参する事になりました。

何か面白いものは無いかと思い巡らしていた時、先日和装小物の「井澤屋」で購入した「福玉」(5250円)を思い出しました。「福玉」についてはこちら
もとは舞妓さんがご贔屓さんから貰うものなので、中の小物は女の子向き。小さな女の子のいる家へのお年玉にもおすすめです。
福玉は、同じく祇園の福栄堂でも購入できます(2620円。075-561-3078)。いずれも11月下旬~年明けまで販売されていますが、数に限りがあるので予約しておくのが良いかもしれません。割れやすい素材なので、持ち運びには要注です!

クリスマスに開けようか、それともお正月まで取っておこうか、今から楽しみです。

2011年12月12日 | お店, 和雑貨 | 1 Comment »

粟生光明寺

12月7

aou今年の紅葉は気温が暖かだったせいか、1週間遅れて今見頃を迎えているところも多いようです。

数日毎に入れ替わる気温の寒暖で紅葉も混乱したのでしょう、洛西の紅葉の名所・粟生光明寺の表参道は、赤く枯れてしまったものから真っ赤な見頃のもの、朱色と黄色にまだ青葉のものまで複雑な色付き具合でしたが、総門から薬医門、玄関へと至る紅葉のトンネルは見事でした。 →動画はこちら
ミニ盆栽のような光明寺のもみじも販売され、思わず立ち止まる人も(今後の販売予定はお問い合わせ下さい)。

紅葉期の入山有料期間は終了し、5日からは自由参拝となっているので、比較的落ち着いて名残の紅葉散歩を楽しめるのではないでしょうか。

2011年12月07日 | 未分類 | No Comments »

有斐斎弘道館

11月28

kodo

日本のかたち展」が開催されているのを機に、有斐斎弘道館を訪れました。
門前の標石によると、この地はかつて江戸中期の儒者・皆川淇園(みながわきえん)の私塾「弘道館」の跡地とのこと。淇園は特別な師を持たずして殆ど独学で独自の学問を興し、三千人を超える門人を抱えていたといいます。また、諸藩の礼遇を受けたほか、画家・円山応挙らとも親交があり詩文や書画にも秀でていたそうです。

現在は現代における弘道館の再興を目指し、この地に建つ数寄屋のお屋敷を道場に、日本の伝統文化を学び、またその成果を発表する場として、若手の伝統文化の担い手を育てています。
それぞれの作品を鑑賞する際に立ったままではなく、ついつい腰を降ろして眺めたくなるのは、畳文化の国ならではかもしれません。
ビジターも参加できる月釜や茶事、京菓子専門講座に教養講座『天皇からみる京都』や今様・白拍子の装束体験など、一歩踏み込んだユニークな伝統文化体験が多数予定されています。

2011年11月28日 | 芸能・アート | No Comments »
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