高橋留美子展
ジェイアール京都伊勢丹7F 美術館「えき」KYOTOで始まった「高橋留美子展」に行ってきました。
4大タイトル『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』のカラー原画や生原稿が中心の展覧会ですが、「るーみっくわーるど」は日本の風物詩や仏教思想、妖怪伝奇の要素が多く見られるのが特徴です。
高橋先生が指名した有名作家たちがラムちゃんを描いた「My Lum」コーナーでは、たくさんの人が様々な反応を示していました。
ミュージアムショップでは「京都限定・ご当地うる星やつらストラップ」や「めぞん一刻」ヒロイン・響子さんのトレードマーク「PIYOPIYOエプロン」等を購入してしまいました。ファン心理とは困ったものだっちゃ!
明日の京焼 清水焼
東京・新丸ビルでの「明日の京焼 清水焼」展を観に行って来ました。
新しい感性に彩られた焼き物たちは、これまで伝統工芸品とは無縁だと思っていた若い人達にとっても心踊らされるものばかり。モダンなデザインに惹かれ、作家紹介を見ると、思いがけず熟年の職人さんであることに驚きます。
いくら素晴らしい技法を駆使したものでも、人を惹きつけるものが無ければ意味がありません。何事にも「センス」というものの大切さを実感します。
会場にあるアンケートに答えると、お土産に箸置きを頂きました。
開催は19日まで。入場無料。職人とクラフトバイヤー・日野明子さんによるトークショーが開催される日もあります。
芸大生の京都生活
京都造形芸術大学の卒業制作展「日常への接触」を観に行って来ました。
日本画や陶芸に建築模型、鏡台に貼られた付箋に残る女子の本音、リクルートスーツ、掃除をした自分の部屋の写真などなど、それぞれの作品は4年間の学生生活の軌跡。
かつては見向きもされなかった学生の作品も、最近では現代アートの人気が世界的に高まり、美術商による学生のスカウト活動が増えたといいます。そのためか、傍らに名刺が置いてある作品がたくさんありました。
一目で惹きつける作品か、かみ砕いて味わう作品か、古典か先鋭か…感性というものは評価が難しいですね。
五條楽園歌舞練場
先月「京のニュース」でご紹介した「饒舌な秘密」の京都公演を観るため、五條楽園歌舞練場に行ってきました。
この歌舞練場は、もともと芸妓達の稽古や温習会の場でしたが、数年前から貸し会場としても利用されており、公演も花道などの舞台の造りを活かした展開になっていました。
公演後の企画で、普段は覗けない歌舞練場の舞台裏を探検。ここが建てられた大正4年頃のこの界隈は、多くの芸妓や娼妓(400人規模だったとか…)、京の旦那衆で賑わっていたそうです。今となってはその賑わいは影をひそめ、ひっそりと佇むのみ。
ストーリーと観客を取り囲む舞台がシンクロする、映画では味わえないアプローチ。小劇ならではの臨場感でした。