e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

博多の屋台、京都の川床

9月6

butu九州から知人が来ていたので、鴨川の納涼床(~9/30)でお食事をする事にしました。

「かのこ」のすき焼きも手頃で美味しかったけど、せっかくなら京料理がいいかな…と皆の好みと予算の中で迷いつつ、結局は昔から利用している「佛沙羅館」へ。京町家で頂くタイの宮廷料理です。
京都に川床があるように、博多は屋台が観光客に人気です。近頃はフレンチの屋台もあるのだとか!

水面からの夜風が鴨川にかかる数々の床の上を通り抜け、上着も要らないくらいの快適さ。知人も「気持いい」と、片手にシンハービールで気分も上々。
他店の床からも楽しい笑い声が聞こえてきました。

2010年9月06日 | お店 | No Comments »

花の便り

6月28

hanaここしばらく、ご無沙汰になってしまっていた人。
「お花が届いてるよ。」
その一言で、忙しい最中もずっと気に懸けて下さっていた事が分かり、嬉しくなりました。

大きな、花フジさんの和花のギフト。
メッセージカードには名前しか書いてありませんでしたが、十分気持ちが伝わって来ます。
籠に盛られた撫子、河原桔梗、つりがね草…どれも繊細でしっとりとした清涼感が漂います。
中から少しばかり拝借して、食卓にも花を。

早速、お礼の電話を入れる事にしました。

2010年6月28日 | お店 | No Comments »

革新は核心にあり

6月15

pagong京友禅アロハシャツ「パゴン」で知られる亀田富染工場が、イタリア車のショールームを会場に、染めのアート展(~6/20 11~19時水曜休 075-322-2391)を開いています。

昨夏に始めて企画された「京友禅お化け屋敷」は、映画監督・林海象さんによる映画の特殊技術とサイケデリックな柄の友禅染で演出するもので、今年も7月中旬から開催予定だとか。今や、友禅染が人を脅かす存在になるとわ…。

纏う、広げる、包む、バラバラになる、つなぎ合わせる…。
古くから人々を魅了してきたのは、平面と立体で表情を変える柄行の面白さと美しさ。
伝統産業の無限の可能性は、最も核心的な部分に秘められているのですね。

田丸印房のスタンプ

6月1

tamaru修学旅行生たちがお土産を求めて行き交う寺町通りと新京極通りに「田丸印房」があります。
「今は印鑑を作る予定は無いから」と思っていても、ここのスタンプが密かな人気を集めていると聞くと、素通りする訳にはいきません。

先斗町を連想させるかわいい千鳥や、仏像や祇園祭の鉾といった精緻なものまで実に多彩で、ユーモアの裏に密かな職人技が光っています。
「時代物一言スタンプ」等、その独特のセンスはH.Pでも一部観る事ができます。
空いてしまった手紙の余白に、机上の書き置きに、「もう一押し」で笑いを誘う一品。
自作のイラストや文字を持ち込んでスタンプを作ってもらう事もできます。

一度知ってしまったここのスタンプ。今後も新作が気になって、ついついお店に立ち寄ってしまいそうです。

グレープフルーツプリン

5月18

zinzinプリン好きの方から「ガスパールザンザン」(075-222-1911)の「グレープフルーツプリン」を頂きました。

キャラメルの代わりにグレープフルーツのほろ苦さを活かしているのが特長ですが、余分な主張が無く、なんとも優し~い味わい。
舌に乗せると液状化するかと思えるほどのなめらかさです。

春先に頑張りすぎて、ちょっと5月病にかかってしまっている人に贈りたい、体の中へと穏やかに染みこむデザートです。

2010年5月18日 | お店 | No Comments »

島原・きんせ旅館

4月20

kinse  日本最古の廓・嶋原に「きんせ旅館」という旅館(075-351-4781)があります。

十余年休業していましたが、今は当館の息子さんが一人でカフェ兼バーとしてひっそりと営業しています。
ダンスホールの風情を活かし、折上げ天井に下がるアンティークなシャンデリア等の調度品もしっくりと馴染み、中庭からの淡い陽の光と、室内の薄暗さが心地よい。
エントランスや化粧室の精密なタイルやステンドグラスも素晴らしく、建築好きにはたまらない空間です。
また、貸しスペースとしても利用でき、館内の和室では英会話教室も開かれています。

今度は、知人を連れて水出し珈琲を味わいに行きたいと思います(※掲載当時の情報です。営業時間など公式サイトにてご確認ください)。

2010年4月20日 | お店, 花街 | 1 Comment »

スナックであんみつを食べる

3月16
「七つの海」

「七つの海」

の見頃も過ぎ、そろそろ桜の芽が目立ち始めた祇園白川を歩いていると、途中に細い路地が。「あんみつ」の文字に惹かれて「甘味処 七つの海」(075-531-8577)の格子戸を開けて入ってみると…中にはソファーやカラオケ。これってもしやスナック!?

入る店を間違えたのではなく、夜は実際にスナックとして営業しており、夜桜のシーズンになると店内はたくさんの人で賑わうのだそうです。
外観と内装のギャップに妙な気分を味わいながらも、手作りのクリームあんみつやわらび餅(ご主人の手作り)を頬張り、ママさん親子との会話を楽しむこの雰囲気は、ここが桜の名所のど真ん中とは思えない程ののんびり感。

何度も足を運び、運が良ければ祇園のお茶屋さんを紹介してくることも。また、年始の夜には、京都ならではの白味噌のお雑煮をお客さんに振る舞ったり。なんともアットホームなおもてなしですね。

2010年3月16日 | お店 | No Comments »

日本人の忘れもの

3月1

kiku知人の薦めで、京都の老舗料亭「菊乃井」主人・村田吉弘さんが書かれた「ホントは知らない日本料理の常識・非常識」を読みました。

陶器と磁器の違いといった器に関する話題から始まり、食べ終わった後の器の扱いや座布団の使い方などのマナー、予約の断り方などのサービス面、京文化や経営に関する話題まで、驚きと納得の連続でした。
4コマ漫画も交えながらのエッセイなのでとても楽しく、あっという間に読めてしまいましたが、料理や食育だけに収まらず、現代の日本人が無くしかけていた、きめ細やかな気配りという大切なことを説いています。それは店側に限らず、お客にとっても必要なこと。

独特の関西弁で進行するので、まるで自分の側にご主人が座って語りかけてくれているような気分になりました。

2010年3月01日 | お店 | No Comments »

京に多きものは神社と町家、イタリアン

2月15

uruu

鳥居が金色に塗り替えられた事から、住宅地の小さな社から「お金の神様」として注目されるようになった「御金神社(みかねじんじゃ 075-222-2062)」。
その先に「DINING+CAFE&BAR 閏 (うるう)」(西洞院通御池上ル 075-211-0724 )
というイタリアンのお店が。
神社の数に負けず!?京都の町にはイタリアンがなんとたくさんあることか!

洗練された風情ですが窮屈さがなく、大人が楽しめる空間。ワインのラインナップは女性にも飲みやすく、自家製のパスタはもちもちの食感でした。
なお、2周年記念イベントとして、22~27日の間に1000円でワインの飲み放題を開催されるそうです。
「“町家でイタリアン”なんてもう飽きた」なんてまだまだ言えませんね。

2010年2月15日 | お店, 神社 | No Comments »

和菓子ストラップ

2月8

wagasiマカロンなどのスイーツチャームが付いた携帯ストラップが人気を集める最中、落雁風の菊の花や千鳥など、和菓子モノも登場するようになりました。

こちらは三条の「京都デザインハウス」で見つけた、練りきりの椿の形をした可愛らしいチャーム。
デジカメに付けて、ケースからぽろんと覗かせてみました。
なお、向かいのアクセサリーショップ「naeclose(ネイクローズ)」の一角には金平糖や飴ちゃんのストラップも。

和のテイストはさりげなく、がちょうどいい。

2010年2月08日 | お店, 和雑貨 | No Comments »
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