e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

京都のナイトライフは…

5月18

samgha 「久々に京都のナイトライフを楽しんでみようかな」と思い立ったものの、
今の時分に夜間拝観をやってるところは思いつかず、日曜の晩にクラブという気分でもなし(歳でもなし)。
ふと思い出したのが「salon&bar SAMGHA」(旧店名「京都坊主BAR」)でした。

行ってみたいと思いつつ、なんともう開店から10年とのこと。
奇しくも現店名に変えてから1周年の満月の日のコンサートがあるというので、速攻で決めました。

本能寺の変跡碑にほど近い場所に建つお店の中へ、半ばミーハー心で入ったところ、
想像以上に落ち着いた空間で、お客の年齢層も高めでした。
アペリティフ(食前酒)やハーブティーを頂きながら、相席の方々と談笑。

小鳥の囀りのようなリコーダー、音色で一瞬にして中世へと誘ってくれるリュート、床からも伝わる重厚な音が心地良いヴィオラ・ダ・ガンバ、繊細で華やかな電子ハープシコード(チェンバロ)のアンサンブルが、
バロックから仏教讃歌まで、主に花をテーマとした短い曲がたくさん奏でられました。

合間に、浄土真宗本願寺派の住職であるマスターの法話があるのがこのバーならでは。
仏教に限らず神道の由来にも触れるところから始まり、
「”罰が当たる”とは不幸な出来事が起こる事だけではなく、”方向転換”を教えてくれているのではないか」とのお話でした。
瞑想では、優しいことばが降って来るような静かなひとときを共有し、後半の演奏はなんだか夢心地のまま聴いていました。

こころに何かもやもやを抱えているようなとき、お坊さんとお話してみたいと思ったとき、
お寺の門戸を叩くのは気が引けますが、こんなバーなら仏教の観点からの気づきがもらえるかもしれませんね。

2022年5月18日 | お寺, お店, イベント, グルメ, 町家

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