e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

山蔭祭・生間流式包丁

5月9

siki

吉田神社の境内、料理飲食の神を祀る山蔭神社で生間流式包丁が奉納されました。

料理店や業界関係者が静かに見守る中、美しく研ぎ磨かれた庖丁刀と箸が辺りを清めるかのように厳かに宙を舞い、それから一切手を触れる事無く鯉や鯛をさばきます。
頭部と大きな背骨だけがするりと身から引き抜かれ、まな板の上で横たわっていたところを、最後の包丁ひとふりで立ち上がらせる技はお見事。
世界に誇る京都の食文化が、自然の恵みと職人達の熟練技によって支えられている事を改めて実感させるものでした。

今後の式庖丁の奉納予定は、「有職料理・萬亀楼」のH.Pに掲載されており、当店では予約制で食事の前に式庖丁を見学(有料)する事ができます。

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