e-kyoto「一言コラム」

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3日間だけ見られる「鳴虎」

1月21
報恩寺の鳴虎

報恩寺の鳴虎

年の初めにお寺へお参りに行く事も「初詣」と呼びます。
小川通寺之内にある報恩寺の第九世称譽甫上人は、豊臣秀吉の叔父であると伝えられており、四明陶イツの署名の虎の図があります。
秀吉がこの絵を見て、聚楽第でゆっくり観たいと持ち帰ったところ、夜になってこの描かれた虎が鳴いて眠れないので、「これは鳴虎だ」と早々にお寺に返したのだとか。
この「鳴虎図」は、寅年の1月1日から3日間だけの寺宝展に限って公開されます。境内には黒田長政が死去した客殿や「撞かずの鐘」もあり、寒い冬の日に訪れるとちょっとミステリアスに見えるかも…!?

2008年1月21日 | お寺
One Comment to

“3日間だけ見られる「鳴虎」”

  1. On 3月 17th, 2014 at 7:31 PM e-kyoto「一言コラム」 » Blog Archive » 報恩寺と妙顕寺 Says:

    [...]  梅の香りがほのかに香るなか、通常非公開の報恩寺と妙顕寺に行ってきました。 大河ドラマ主人公・黒田官兵衛の息子・黒田長政の宿舎であった報恩寺で有名な「鳴虎図」は、複製でありながらも1本1本書き込まれた毛並みは触感が伝わってきそうな質感。 また、ちょっと頭の大きな織田信長や無精髭を蓄えた豊臣秀吉の肖像画(作者不詳)も珍しいものでした。 京都初の日蓮宗道場で、門下唯一の勅願寺である妙顕寺では、尾形光琳ゆかりの「光琳曲水の庭」等異なる趣向の三つの庭園もありましたが、日蓮宗開祖・日蓮聖人直筆とされる十界曼荼羅と、その要素を立体的に再現した本堂須弥壇は、まるで誰かが扮しているのでは!?と思うほど迫力のあるものでした。 また、日蓮の孫弟子にあたり当寺を創建した日像上人が、通常なら7巻にもわたる法華経を、携帯用ケースに収めるべく極小文字で1巻に纏めており、鼠の髭で書かれたとも言われるその文字は1㎜四方にも満たない大きさ!それでも、添えられた虫眼鏡で見ると、ちゃんと文字の形になっているのです!! やはり、インターネットで拾った見どころ情報だけで知ったような気分になっていても、実際に足を運んで得られる発見は、その行間にあるものなんですね。 京都市観光協会「京の冬の旅」主催の「非公開文化財特別公開」は18日で終了しますが、4月下旬からは京都古文化保存協会が主催による「京都春季非公開文化財特別拝観」が始まります。 2014年3月17日 | お寺, 芸能・アート, 観光スポット [...]

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