3日間だけ見られる「鳴虎」
1月21
年の初めにお寺へお参りに行く事も「初詣」と呼びます。
小川通寺之内にある報恩寺の第九世称譽甫上人は、豊臣秀吉の叔父であると伝えられており、四明陶イツの署名の虎の図があります。
秀吉がこの絵を見て、聚楽第でゆっくり観たいと持ち帰ったところ、夜になってこの描かれた虎が鳴いて眠れないので、「これは鳴虎だ」と早々にお寺に返したのだとか。
この「鳴虎図」は、寅年の1月1日から3日間だけの寺宝展に限って公開されます。境内には黒田長政が死去した客殿や「撞かずの鐘」もあり、寒い冬の日に訪れるとちょっとミステリアスに見えるかも…!?
「へうげもの」
9月25
茶人・古田織部が主人公の漫画『へうげもの』(山田芳裕著、講談社)(リンク先は )にハマっています。
信長が作らせた巨大な鉄甲船や絢爛豪華な安土城、秀吉と利休の陰謀が潜む新解釈の本能寺の変等、歴史ファンを興奮させる展開も見ものですが、戦国の世で信長、秀吉に仕え、数寄者としての物欲と武人としての出世との間で葛藤しながらも、己の美意識で数寄の天下を獲らんと生きる左介(織部)の姿には、現代人も勇気づけられるのではないでしょうか。
なお、京都国際マンガミュージアムでは『マンガで読む京都・サムライKYOTO展』が開催されています。
(※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※)