e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

生きているだけで

10月28

智積院・利休好みの庭

智積院・利休好みの庭

先週末に智積院で行われた嵯峨御流の華展。朝から多くの人が訪れ、昼頃には行列が。
金堂内の部屋を余す事なく和花・洋花が彩り、今月初めに奉納されたばかりの、日本画家・田渕俊夫氏の襖絵も拝見する事ができました。
長谷川等伯親子によって描かれたという国宝「桜楓図」の障壁画も観賞しましたが、境内のあちこちに生けられ生命力あふれる花々に勝るものではありませんでした。「生きている」というのはそれだけで素晴らしい事なんですね。
10/30~11/1は京都の若手華道家たちによる『京都新世代いけばな展 2008・公館にいける』の後期が重要文化財・京都府庁旧本館で開催されます。

南禅寺塔頭・光雲寺

9月2
光雲寺

光雲寺

東福門院の菩提寺である南禅寺禅センター・光雲寺坐禅を組ませて頂きました。
老師様の提唱を正座で聞いていたのですが、ありがた~い事に長~い時間をかけて解説して下さり、後の坐禅があっという間に終わってしまったかのようでした。

ちなみに、こちらのお庭は小川治兵衛作、加藤清正寄進と言われる手水鉢があります。

2008年9月02日 | お寺 | No Comments »

高台寺で星に願いを

7月9
高台寺の笹飾り

高台寺の笹飾り

七夕前夜、高台寺の七夕会(夜の特別拝観)に浴衣で行って来ました。
いろんな人々が短冊に書いた願いごとを見るのは楽しいものですが、境内に七夕飾りがある以外は通常のライトアップと同じなので、七夕茶会とセットで楽しむのがおすすめかもしれません。
日曜の夜だったせいか、観光客でいつも賑わっている高台寺やその周辺が驚くほど空いていたので、ゆっくりとお庭を巡ることができました。
ちなみに、七夕会は早めにインターネットで短冊に記入する願いごとを応募しておくと、拝観料が無料となります。来年度のご参考にどうぞ。

2008年7月09日 | お寺 | No Comments »

宝鏡寺のミニチュアたち

3月3
宝鏡寺の雛人形

宝鏡寺の雛人形

1日に宝鏡寺( 通称「人形寺」)での島原太夫の舞を観に行きましたが、境内はもの凄い人だかり!!開始間際に着いたので、人の頭で太夫さんが殆ど観えな~い!
その代わり、応援に来られていた島原の司太夫さんを発見、お話しする事ができました。
恒例の人形展では、当寺が所蔵する雛飾りの数々の中に、米粒程の大きさの人形や、「登り窯」があったのには驚きました。
ミニチュア好きにはたまらない雛飾りの展示は、思文閣美術館や京都文化博物館、京都国立博物館やさがの人形の家でも開催されています。

2008年3月03日 | お寺 | No Comments »

3日間だけ見られる「鳴虎」

1月21
報恩寺の鳴虎

報恩寺の鳴虎

年の初めにお寺へお参りに行く事も「初詣」と呼びます。
小川通寺之内にある報恩寺の第九世称譽甫上人は、豊臣秀吉の叔父であると伝えられており、四明陶イツの署名の虎の図があります。
秀吉がこの絵を見て、聚楽第でゆっくり観たいと持ち帰ったところ、夜になってこの描かれた虎が鳴いて眠れないので、「これは鳴虎だ」と早々にお寺に返したのだとか。
この「鳴虎図」は、寅年の1月1日から3日間だけの寺宝展に限って公開されます。境内には黒田長政が死去した客殿や「撞かずの鐘」もあり、寒い冬の日に訪れるとちょっとミステリアスに見えるかも…!?

2008年1月21日 | お寺 | 1 Comment »

受け留める力

1月15
「花かたらず」

「花かたらず」

数ある本棚の中から何気なく手に取った本、以前から観たかった映画、何故か心に引っかかっていた言葉。後から思えば、それらが自分の未来を暗示していた、という経験はありませんか?
冬の禅寺の冷たい空気に身を浸したとき、ふと頭上の額の言葉に目が留まる。
きっとそれは必然的な偶然。

それらを自分に宛てたメッセージとして受け止められる力が「感受性」というものなのでしょうか。

2008年1月15日 | お寺 | No Comments »

紅葉の穴場・その3

11月26
泉湧寺・御座所

泉湧寺・御座所

この3連休の間、嵐山では今秋最高の人出だったそうです。
連休中はずっとお仕事だった人にもチャンス!今年は紅葉の色づき具合が遅れているので、今週中には見頃のピークを迎えるのではないでしょうか。
最新の紅葉の状況は、「紅葉便りの「リアルタイム紅葉速報」の箇所をチェックしてみて下さいね!
画像は、泉湧寺の御座所です。静かでとても綺麗だったとのこと。

2007年11月26日 | お寺 | No Comments »

石峰寺で聞いた鶏の鳴き声

6月11
石峰寺

石峰寺

相国寺で3日まで開催していた伊藤若冲展。入場1時間待ちは当たり前という人気でした。その若冲が晩年を過ごしたといい、彼のお墓がある石峰寺を訪れました。
若冲が下絵を描き、石工達に彫らせたと言われる石仏群・五百羅漢の庭を一人で歩いていると、鶏の鳴き声が。
「なるほど。鶏マニアだった若冲ゆかりのお寺だけに、飼われているのかな?」と思い、帰り際に寺の方に尋ねると「え?そんな鳴き声聞こえましたか?うちでは鶏は飼っていませんが…」との答え。
じゃあ、さっきの鳴き声は…。

2007年6月11日 | お寺, 芸能・アート | 1 Comment »

信長まつり・武者パレード

6月4
蘭丸・信長・千姫

蘭丸・信長・千姫

e-kyotoスタッフが参加した「信長まつり・武者パレード」(6/3)。
最後は扮装姿のまま本能寺本堂での信長公忌法要へ。
信長役が自らの霊を弔い、宣教師であるルイスフロイスが焼香、信長を窮地へと追いつめた明智光秀が堂々と参列するという、なんとも不思議な面白いシチュエーションでした。

本能寺の宝物館では、本能寺の変の遺品「三足の蛙」や森蘭丸の背負い刀、津田家伝来「よろい・甲」、狩野派の絵画等が期間別に展示されています。

2007年6月04日 | お寺, イベント | No Comments »

新緑のもみじ浴

5月21
タケリア・パチャンガ

タケリア・パチャンガ

もみじの名所は、新緑の季節にこそ訪れるべし。
人が少なく静かで、鮮やかな緑の海に包まれる事ができるからです。
おすすめの春のもみじの名所とお食事どころは、瑠璃光院の春の特別拝観と、メキシカン・タコスが美味しい「タケリア・パチャンガ」(京都市左京区田中大久保町22。075-712-7891))。
「元田中」駅で途中下車して、扉を開け放し、そよ風が入り込む店内で夕涼み。にんにくスープもイチオシですが、食後はエチケット・ガムをお忘れ無く…。

2007年5月21日 | お寺, お店 | No Comments »
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