e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

陸援隊とイタリアン

2月1
ボン・ビアッジョ
ボン・ヴィアッジョ

ただ今、坂本龍馬特集を制作中です。
龍馬幕末ゆかりの地を探っていると、馴染みのエリアやお店が思わぬ幕末スポットである事を知り、日々驚きの連続です。

そのうちの一つ、イタリアン「BON VIAGGIO(ボン・ヴィアッジョ)」(市バス18「京大農学部」前 075-721-7779)の付近は白川土佐藩邸があり、海援隊を率いた龍馬の盟友・中岡慎太郎が隊長を務めた陸援隊の屯所もあったといいます。お店の横にあるナゾのお地蔵様との関連は分かりませんが…。

龍馬スポットと言えば伏見や木屋町がよく知られていますが、百万遍とは意外です。
知恩寺の手作り市の際のお茶・お食事にいかがでしょうか?
自家製のフォカッチャもおすすめです。

2010年2月01日 | お店, イベント | No Comments »

祇園でおばんざい

1月19
鯖寿司もあります

鯖寿司もあります

祇園でおばんざいを食べたいけれど、数ある雑居ビルの中の知らないお店に足を踏み入れるのはちょっと勇気がいります。
「この周辺で地元の人が通うお店はないものか」と思いつつも、ついつい観光客がガイドブックを手に長蛇の列をなすお店の前で並んでしまう。そんな経験のある人は多いはず。

四条花見小路西入る北側、黒七味の原了郭が1階に入っているビルに「おまわり処 華縁」(075-541-2730)があります。
「おまわり」とはおばんざいの事で、主食のご飯を中心に、周りのおかずが日々変わっていく事から呼ばれている言葉です。身体に馴染んで、ほっとする味。
地元の人々との触れ合いも、観光の醍醐味。
女将さんとの会話を楽しみながら、身も心も温まりそうです。

2010年1月19日 | お店 | No Comments »

大徳寺黄梅院

10月26

oubai「紫明 卯庵」と大徳寺黄梅院での「盲導犬支援チャリティー茶会」に参加しました。
紫明 卯庵」は随筆家の故・岡部伊都子さんが長年住んでいた家で、12月の毎週水曜日にTV番組「知る楽 こだわり人物伝」で岡部先生の特集が組まれる予定だそうです。
黄梅院は現在秋の特別公開中で、修復中の「自休軒」の内部も観る事ができます。
「自休」とは、自ずから立ち止まって真剣に向き合うこと。一考すること。周りの助言からではなく、自らが自発的に立ち向かっていくことだそうです。

今年の紅葉の色づきは冷夏の影響で遅いかとおもいきや、ここ最近の朝晩の冷え込みで、端からうっすらと染まり始めている木が所々見られるようになってきました。
立ち止まる事もままならない程毎日に追われているのなら、思い切って予定も立てずに京都へ飛んでみませんか?

2009年10月26日 | お寺, お店 | No Comments »

SOU・SOUしつらい

10月13
SOU・SOUしつらい

SOU・SOUしつらい

一見、和風アパレルショップに見える「SOU・SOUしつらい」(075-212-0604)は、2階に上がると景色が一変、数寄屋風カウンターに腰掛けて、オリジナルの和菓子とお抹茶、またはコーヒーで一服する事ができます。
釜の湯を汲み、丁寧な所作で淹れられたコーヒーが、独自のスパイラル管をぐるぐる巡って冷まされていくのを眺めながら待つのが楽しい。

隣のオーダー家具のスペースが「マリメッコのショップに似ているような…」と思っていたら、スタッフの高橋さん曰く、SOU・SOUのデザイナー・脇阪克二さんは京都生まれで、もとはマリメッコを代表するテキスタイルデザイナーだったのです!

新京極を歩いている修学旅行生にも、是非立ち寄って京都のエッセンスを感じてもらいたいお店です。

2009年10月13日 | お店, 和雑貨 | 1 Comment »

アンティークス ミルクシッスル

9月28

「おしゃれなカフェ」よりも「喫茶室」の風情に惹かれます。
市バス「下鴨神社前」停留所の前にある「ミルクシッスル」は、アンティークに囲まれながら、丁寧に淹れられたコーヒーやサンドイッチを頂く特別な空間。窓からは神社の参道が見えます。
お店の奥様に調度品について尋ねると、本棚から写真集を探したりしながら色々と気さくに教えて下さいました。
お水のグラスやバニラアイスに添えられたコーヒーの深い味わい、アイスティ・マルコポーロの高い香りと澄んだ水色に、何度も溜め息をつきました。
お釣りを添えた小皿など、お客が思わず惚れ込んでそのままお買い上げ、なんてこともあるようです。
見た目は中世のヨーロッパ風でも、「京風」を謳うお店よりもずっと「京都らしさ」があるように感じました。
存在を知りながら、どうして今まで中に入らなかったんだろう、と小さな後悔。
また一つ、お気に入りのお店ができました。

2009年9月28日 | お店 | No Comments »

9月の川床

9月8

朝晩の暑さが和らいできたので、仲間内で鴨川の川床に繰り出しました。
川床で頂くタイ料理「仏沙羅館」は何度か利用しています。

夜の肌寒さを心配しましたが、暑くもなく寒くもなく、虫も寄ってこないので、羽織りもの1枚あれば十分。夜風と共にゆるゆると心地よく酔うことができました。
盛夏の頃に比べて人が少ないので、開放感も増します。
鴨川を挟んだ対岸からは、「火の用心」の拍子木の音が…。

川床といえば夏のイメージがありますが、9月からはランチ営業も再開しています。

2009年9月08日 | お店 | No Comments »

「喜々裕」さんでオーダーメイドかんざし

8月3
2Way七五三髪飾り

2Way七五三髪飾り

長かった梅雨もようやく明けて、花火大会送り火ビアガーデンなど心おきなく浴衣のおしゃれが楽しめますね。

藤井大丸を下がった電気街を抜け、少し歩いたところの「京都ぬのはな工房 喜々裕」にお邪魔しました。ここはセミ・フルオーダーメイドも可能です。
京都にちりめん工房は数あれど、京都在住イラストレーターと日本舞踊師範という二人の作家さんによる髪飾り・帯飾りは、色遣いが上品で女の子の顔映りを良くします。
製作体験は2時間2000円とお値打ち。手作りの簪を挿したら川床が並ぶ鴨川を渡り、宮川町や建仁寺六道珍皇寺、縁結びの安井金比羅宮などへ。浴衣での記念撮影にピッタリな景色が満載です。

2009年8月03日 | お店, 和雑貨 | No Comments »

イル ギオットーネ クチネリーア

6月30
イル ギオットーネ クチネリーア

イル ギオットーネ クチネリーア

人気のイタリアンレストラン「イル ギオットーネ クチネリーア」に行ってきました。

鴨川や公園に向けた大きく開いた窓のほか、あえて吹き抜けにしたり、川床の代わりにテラスに1つだけテーブルを置くなど、小規模ながらもゆとりを感じる店作りです。
料理も全体を通して夏の到来を感じさせる品々で、パスタの具にキュウリが入っていたのには驚き!デザートプレートにうっすら引かれたソースは、まるで水彩画のようでした。

イル ギオットーネのお店はなかなか予約が取れないという噂ですが、最近はホームページから空席状況を確認できるようになったようです。

2009年6月30日 | お店 | No Comments »

京都の横町

6月8

京都にはなぜか、屋台というものが定着しません。しかしながら、昭和の残り香漂う「横町」は残っているようです。京都駅から北へ徒歩10分程、烏丸七条を少し西に入った南側にある「キョーラク飲食街」と「リド飲食街」です。
薄暗い道の両側にお店がひしめきあい、奥からはカラオケに興じる酔客の歌声が。一歩足を踏み入れるのに躊躇してしまいそうですが、リド飲食街の入り口右手にある「じじばばDOS(090-1131-8802)」なら、若い女性組やお洒落な身なりの紳士からも支持されているので利用しやすいかもしれません。
カウンター席に腰を降ろせば背中が扉にくっつきそうな程に狭~いお店ですが、イベリコ豚の生ハムを始めとする料理が美味しく、ワインの品数も意外に豊富。飲んで食べてもお手頃価格です。「京料理」や「おばんざい」に飽きた京都リピーターの人は、京都の横町に挑戦してみては!?

2009年6月08日 | お店 | No Comments »

夜桜特等席

4月7
ぎおん琢磨

ぎおん琢磨

2ヶ月前から予約していた祇園白川沿いの「ぎおん琢磨」で、窓一面の夜桜を眺めながらお食事をしました。

いつもより随分と早まった桜の開花宣言にハラハラしたものの、最初に自ら予測していたの見頃は今年も見事に当たり、神頼みのお天気も無事に快晴となりました。
イベントとしての祇園白川のライトアップは終了しましたが、以後もお店の照明に照らされた夜桜を楽しむ事ができます。

京都の染井吉野は今週も見頃が続き、来週以降は紅枝垂れ桜や御室桜、鷹峯の桜がお楽しみとなりそうです。

2009年4月07日 | お店 | No Comments »
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