e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

島原太夫さんの自伝

6月16

島原花扇太夫さんの自伝「太夫になった京おんな」(白馬社)を読みました。
歌舞伎や物語で登場する煌びやかな太夫ではなく、本人が語る島原太夫誕生の物語です
もくじには「廓のファッション史」「名妓「吉野太夫」物語」「同志社失敗」「リストラ太夫」など、興味をそそられる話題が満載。直感のままに行動!その後で考える!という花扇さんの体当たり行動と失敗話に思わず吹き出しながらも、周りの人に支えられながら自分で選んだ道に責任を持って挑む姿に引き込まれ、あっという間に読めてしまいました。
人生の途中での数々の挫折は、その時は「失敗」であっても、後に思いがけない「幸運」を運んでくれる事もある。そんな勇気をもらえる本だと思います。

2009年6月16日 | 芸能・アート | 1 Comment »

こったいの会 吉例 節分おばけ

2月4

暦の上では2月4日から春になります。

島原の司太夫さん率いる「こったいの会 吉例 節分おばけの追っかけをしてみました。
今年のメンバーは、鬼娘や旅がらす、新選組にペット連れのもののけ姫、ガチャピンに車椅子のバカ殿様、一体何なのか分からない変装者…なんてこったい!
八坂神社の節分祭で、舞妓さんたちが舞殿にて大真面目に舞を奉納する傍ら、これらの異様な一行が舞台脇を横切ると、参拝者の中からクスクスと笑みが起こります。

独自の路線を展開する京の花街・島原の無邪気な厄落としでした。

2009年2月04日 | イベント | No Comments »

宝鏡寺のミニチュアたち

3月3
宝鏡寺の雛人形

宝鏡寺の雛人形

1日に宝鏡寺( 通称「人形寺」)での島原太夫の舞を観に行きましたが、境内はもの凄い人だかり!!開始間際に着いたので、人の頭で太夫さんが殆ど観えな~い!
その代わり、応援に来られていた島原の司太夫さんを発見、お話しする事ができました。
恒例の人形展では、当寺が所蔵する雛飾りの数々の中に、米粒程の大きさの人形や、「登り窯」があったのには驚きました。
ミニチュア好きにはたまらない雛飾りの展示は、思文閣美術館や京都文化博物館、京都国立博物館やさがの人形の家でも開催されています。

2008年3月03日 | お寺 | No Comments »

太夫道中を見たい

10月2

太夫道中を見たい!という方に朗報です。
太夫道中とは、太夫が置屋から揚屋へ内八文字を踏んで練り歩く様のこと。

10/6(金)北政所茶会 吉野太夫ゆかりの「遺芳庵」が公開され、太夫道中と御点前があります。 残念ながら茶席は満席ですが、タイミング次第では太夫さんが茶席まで移動するのを観られるかも…とのこと。
お問い合わせ:075-561-9966(高台寺)

10/7(土)「京都・清水焼団地 第7回楽陶祭」: 山科の清水焼団地にて嶋原太夫道中が行われます。
お問い合わせ:075-581-6188(清水焼団地協同組合事務所)

島原の司太夫さん、大忙しですね。

2006年10月02日 | 芸能・アート | No Comments »

島原の太夫

5月8

体に優しい晩ご飯を、と「おばんざい よしなが」へ。
店に入った瞬間、カウンターに腰掛けた和服の女性にピーンときました。島原の司太夫さんでした。

舞妓さんや芸妓のさんのいる五花街の他に、多彩な芸と高い教養を持つ文化人として太夫が活躍していた花街・島原を再び盛り上げようと、「こったいの会」を運営されているパワフルな女性です。 このお店の常連さんらしく、色々と気さくに話しかけて下さいました。
今年の10/6に高台寺、10/7〜/9に清水焼団地「楽陶祭」にて初めて「太夫道中」が行われれるそうです。

2006年5月08日 | 未分類 | No Comments »

遊里・島原散策

9月20

角屋もてなしの美術館」の2階の予約(1階は予約不要)が始まったので、特別公開中の輪違屋と併せて見学して来ました!
太夫や芸妓を派遣する置屋・輪違屋には、島原の太夫が控え室として使用している茶室等があり、その神秘的な存在が現在でも現役でその伝統を受け継いでいる事に感動しました。
江戸期のもてなし・文化サロンとしての場であった角屋の2階の広間は現代アートにも通じる美しさ。中でも異国趣味な「青貝の間」は、かつては浅葱色の壁に埋め込まれた青貝がきらめいていた、という光景を想像してうっとりしてしまいます。
平日でも連休中でもすんなり予約が取れたのが意外でしたが、1階部分は午後から多くの観光客で賑わいを見せます。
ガイドの方も気さくに声をかけて下さり、楽しい一日でした。

2004年9月20日 | 未分類 | No Comments »