丑年にちなむ神社仏閣
12月26
その年の干支を見ると幸せになるといいます。京都で丑年にちなむ神社仏閣といえば、20体以上もの牛の石像がある北野天満宮が有名ですね。祭神・菅原道真と牛とのエピソードが多く、天満宮において牛は神の使いとされています。今年は12/31~1/3の間に生きた親子の牛が登場するそうです。
他には、法輪寺(本堂前に一対の牛と虎の石像あり)と東寺観智院にある虚空蔵菩薩は丑年・寅年の守り本尊で、観智院では1/1~/5と1/10~3/18に公開されます。
また三室戸寺(「宝勝牛」という石像の口にある玉を撫でると勝運が)、八坂神社(牛頭天王も牛が使い)、本満寺(「洛陽十二支妙見巡り」で丑の方角にある)があります。
乳牛の様にどっしりと構えるか、闘牛のように邁進するか、新年のあなたはどっち!?
3日間だけ見られる「鳴虎」
1月21
年の初めにお寺へお参りに行く事も「初詣」と呼びます。
小川通寺之内にある報恩寺の第九世称譽甫上人は、豊臣秀吉の叔父であると伝えられており、四明陶イツの署名の虎の図があります。
秀吉がこの絵を見て、聚楽第でゆっくり観たいと持ち帰ったところ、夜になってこの描かれた虎が鳴いて眠れないので、「これは鳴虎だ」と早々にお寺に返したのだとか。
この「鳴虎図」は、寅年の1月1日から3日間だけの寺宝展に限って公開されます。境内には黒田長政が死去した客殿や「撞かずの鐘」もあり、寒い冬の日に訪れるとちょっとミステリアスに見えるかも…!?