e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

大文字山から送り火を観る

8月18

大文字の送り火

五山の送り火も終わりました。
大文字のふもと、銀閣寺の近くに住む知人は、当日の点火の時間に合わせて大文字山に登り、「大」の字の一画目の起点辺りから他の全ての送り火を観たそうです。
懐中電灯を片手に真っ暗な山道を登ること約40分、護摩木を燃やしているので火の粉が飛び、顔が焼け付くような凄い暑さだったそうですが、京の町中からカメラのフラッシュが焚かれる様がとても綺麗だったとのこと。翌朝は、厄除けの消し炭を求め山に向かう人達で辺りがそわそわしていたそうです

2008年8月18日 | イベント | No Comments »

お中元の起源

5月26
御所雲月・小松こんぶ

御所雲月・小松こんぶ

デパートでは早くもお中元商戦。京都では東日本より遅れて8月の送り火までの間に贈ります。
中元の日とは7月15日にあたり、この頃にお寺では「盂蘭盆会」が行われるため、日本では仏様への供え物を親戚や知人に贈る習慣ができたそうです。
昆布のミネラル分は、修行僧にとっても貴重な栄養素。また、昆布は「よろこんぶ」とも言ってお祝いの際にも用いられるので、万能な贈り物かもしれませんね。御所雲月(075-223-5087)と松前屋(075-231-4233)がおすすめです。

2008年5月26日 | お店 | No Comments »

「大文字焼き」に拒絶反応

8月9

京の夏の風物詩の代表「五山の送り火」。「大文字焼き」と呼ぶ人がいると、「どら焼きみたいに言わんといて!」と過剰反応するのが京都人(笑)。以下は受け売り情報ですが、
大文字山頂上には弘法大師堂があり、密教(真言宗)。
南無妙法蓮華経から連想される「妙法」は題目(日蓮宗)。
左大文字山のふもとには金閣寺があるので禅(臨済宗)。
舟形は念仏(天台宗・浄土宗)(円仁の船が暴風雨に会ったときに南無阿弥陀仏の功徳により助かった)。
鳥居はもちろん、神道。色んな宗派に由来しているのです。
京の都に魔法陣の様に配置された送り火でもって、お盆に還っていたご先祖様をあの世へと送り出します。

2004年8月09日 | イベント | No Comments »
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