e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

横着な!?法要

9月30

信者だけでなく、若者や外国人にも密かに人気の四国霊場八十八箇所めぐり。お遍路さんの姿で弘法縁の各寺を目指し、山有り谷有りの長い道のりを巡礼するのは大変です。

そこで、今熊野観音寺お砂踏法要(9/21〜/23)に行って来ました!本堂内に敷かれた八十八箇所の砂を踏み、一気に巡ってしまおうという、なんとも横着な(!?)法要。

「私達が代わりにお札を納めて参ります」との信者の方の心強いお言葉に、ただただ頭が下がります。

さてさて、ご利益はいかに??

2005年9月30日 | お寺 | No Comments »

800年ぶりに復活!笠懸神事

9月12

4日に上賀茂神社で笠懸の奉納神事を観て来ました! (※情報は掲載当時のものです。)
笠懸とは騎射の一種で、流鏑馬よりも実戦的なもの。

騎射と言えば思い出す5月の下鴨神社での流鏑馬神事。
小笠原流の射手が糺の森を駆け抜ける様は神秘的です。

一方、こちらの方は武田流。広い芝生があるので、のどかな風情でした。カメラマンにとっては良環境でしょう。

およそ800年ぶりの古儀の復活。これからも毎年行われるといいですね。

2005年9月12日 | お寺 | No Comments »

比叡山中に響く和太鼓

8月29

林英哲さんの和太鼓(プレゼントも好評でした♪)を聴きに、夏の絽の着物で比叡山延暦寺に向かいました。
途中、改装されたばかりの新延暦寺会館に立ち寄りラウンジから山々を見渡してから、根本中堂へ。
太鼓と打楽器とバチ。シンプルながら、その表現は無限大。
僧侶の声明と絡み合いながら、時には雷のように、または小雨のように私達の身体を打ち付けてきます。

まもなく天台宗開宗1200年を迎える延暦寺では、質の高い文化イベントがたくさん用意されています。近々「京のニュース」等にご紹介しますので、お楽しみに!
(※情報は掲載当時のものです。)

2005年8月29日 | お寺 | No Comments »

斎王代に選ばれるのは?

5月9

葵祭行列(5/15)に華を添える 斎王代

もともとは伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王、女王を「斎王」と呼び、平安期から約400年間、 国の祭であった賀茂祭(葵祭)に奉仕していましたが、政変や戦によって途絶えてしまいました。
その後昭和28年にが復活、 現在の「斎王代」は「斎王」の代理として、京都在住の未婚の女性から選ばれ(噂によると裏千家茶道を習う女性が多いとか)、 祭のヒロイン的役割を果たしています。

2005年5月09日 | お寺 | No Comments »

流鏑馬を観るなら?

5月2

 5/15葵祭に向けて、 下鴨神社上賀茂神社では 様々な清めのための前儀が行われます。
まず最初に執り行われるのが流鏑馬神事。 一瞬で駆け抜ける馬上の射手が放つ矢は、新緑の森の空気を鋭く裂き、邪気を祓います。

上手く命中すれば、外国人は「ブラボー!!」。
失敗すれば「あ〜」と観客からの感嘆。

命中の瞬間を観るなら、2番目の的のすぐそばでスタンバイするのがベスト。 馬の疾走路は湾曲しているので、この場所からなら1番目の的も3番目の的も見渡せるからです。

2005年5月02日 | お寺, イベント | No Comments »

「サクラチルアウト」in 大覚寺

4月18

4/2の「サクラチルアウト2005大覚寺 電子音楽と夜桜の夕べ」に着物で参加してきました。(※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※) 陽が沈んだ直後の、薄暗くて広大な境内の廊下と白砂の庭を経て、大沢池 を望む五大堂にてお薄を頂きます。 ここからの眺めは、桜が満開のお昼間でもきっと綺麗でしょうね。

御影堂にはDJブース。スクリーン代わりとなる障子に様々な映像が映し出され、 まるで法話を聞くかの様に正座をしながらテクノ音楽を聴くという、初めての体験(笑)。 参加者も企画者も学生さんが中心といった印象でした。
5月にも、このアーティストのイベントがCOCON烏丸にて行われるそうです。 (※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※)

2005年4月18日 | お寺 | No Comments »

振り向いてはいけない橋

4月11

かつて数えで13歳になる年の4月13日、「嵯峨(嵐山)の虚空蔵さん」こと法輪寺に「十三詣り」に行きました。
江戸時代中期の頃は、男の子は黒紋付きの羽織袴を、女の子は訪問着に丸帯を締めるのが正式だったのだそうですね。 仏教の十三仏の中で13番目にあたる虚空蔵菩薩を祀るこのお寺で、ご祈祷を受けてから帰り道で渡月橋を渡る際、渡り終えるまでは振り向いてはいけません。
授かった知恵や徳が本堂に帰ってしまうといういわれがあるからなんです。

十三詣りの子供達を渡月橋の上で見かけても、冗談半分で呼びとめたりしてはいけませんよ。

2005年4月11日 | お寺 | No Comments »

雪の京都

1月24

ガイドブックやカレンダーに掲載されている、積雪の金閣寺等の写真の影響か、「雪の京都df」に憧れている方は多いようです。
盆地内部に冷気が溜まり、手足が凍るように寒くなるものの、京都に雪が積もるのは残念ながら、年に2、3回程度。だいたい1、2月頃でしょうか。

先日単身で龍安寺に行って来ました。
名付けて「一人龍安寺」。週末の、人出の多い時間帯に訪れたので、石庭を眺めながら自分自身を見つめ直す…というカッコイイ事はできませんでしたが、小雨を受け止めてくれる木の葉の元を歩きながら、境内の鏡容池の水面を滑るように泳ぐ2羽の鴨を眺めていると心が落ち着いてきます。
 →「京都観光コース・金閣寺界隈」

2005年1月24日 | お寺 | No Comments »

寺社ガイドの思い出

9月27

春と秋は、寺社の特別公開巡りに良い季節。
学生時代にお寺で説明ガイドをしていた時、
「この絵の由来は?」
「ここから四条へ行くバスの停留所は?」
「What is that?」
色んな質問に会い、冷や汗をかいた思い出があります。
中でも意外と多かった質問が「関守」について。
石に十文字に紐をかけて庭先等に置いてあるもので、「ここから先へは入らないで下さいね」という意味の目印なのですが、観光客の方には何かしら曰くありげな、神秘的なものに見えてしまうようです。

2004年9月27日 | お寺 | No Comments »

お参りだけじゃなく…神社仏閣の楽しみ方

3月23

京都観光と言えば寺社めぐり。
観たままに感じる事も大切ですが、歴史やエピソードに事前に触れておくと、何でもない木の1本でも興味深いものに映ります。

また、何だか妙なモノに巡り会えるのも寺社の面白さ。
一休寺に展示されているアニメ「一休さん」のセル画や大徳寺にある元K-1選手アンディ・フグのお墓などなど。

観光のための参考文献として、みうらじゅん著『見仏記』も有名ですが、加門七海著の「うわさの神仏」も面白いですよ。

2004年3月23日 | お寺 | No Comments »
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