紅葉の穴場・その2
紅葉盛りの頃、妙覚寺に行って来ました。 差し出されたお茶とお菓子を頂きながら、眺める紅葉のお庭は静寂。 作為の無い自然林の様なお庭は、心がほっとします。 お坊さん方が、縁側に座して静かに語り合う光景が素敵でした。 後で調べてみたら、境外墓地に狩野元信、永徳ら狩野家一族のお墓があるとのこと。
しまった。見逃した…。
東福寺即宗院
東福寺で即宗院という塔頭が特別公開されていると聞きました。
「あれ?京都市観光協会のH.Pにも、非公開文化財特別拝観のリストにも無いぞ!?」と問い合わせてみると、東福寺の秋の特別拝観に合わせて、毎年11/1〜/30に公開されているとのこと。
ここは島津家の菩提寺。幕末には西郷隆盛と尊皇攘夷派の清水寺の住職・月照をかくまったという茶室・採薪亭跡や、平安期の寝殿造系庭園の原型を残す池泉回遊式庭園があります。
東福寺は紅葉の名所、すぐ近くで特別公開中の龍吟庵にある、重森三玲作のアヴァンギャルドな枯山水とセットでどうぞ。
妙心寺
お寺の空気を吸いたくて、妙心寺へ。
法堂の雲龍図と梵鐘、明智風呂は、日頃よりご説明を聞く事ができるので、それに合わせて到着。その後は大雄院、桂春院、そして「京の冬の旅」で特別公開さ れている3カ寺もお参りして、心が軽くなると共にオサイフも軽くなってしまいました。
他にも公開されている塔頭が幾つかあり、侘びた外観と華麗な襖絵を味わううちに、この広大な境内で一日すごす事もできそうなほど。
禅寺の冷たい床に身体が冷えてしまったので、ラーメン「親爺」へ。すると、お坊さん2人組が入ってきました。なんか常連ぽいぞ!!
晩秋・もみじの絨毯
紅葉観光も大詰め。
e京都ねっとの掲示板は、桜紅葉さん、さとさんなどのたくさんの方のご報告で賑わい、活きた情報源となっています。
ライトアップ期間が終了した園光寺も、黄色や橙色の葉が、竹林をバックに美しいグラデーションを描き、詩仙堂のお庭の砂に落ちたもみじは、可愛らしい壁紙のようです。
これからもうちょっとだけ、落紅葉の絨毯を楽しめるかもしれませんね。