京都の端っこに行ってみる
今年の秋になったら、訪れてみたい紅葉の穴場がありました。
テレビドラマ『ちょこっと京都に住んでみた。』のロケ地として初めて知った、音羽川沿いに作られた砂防学習ゾーンです。
音羽川に沿って自転車で(実際に乗ったのは電動アシスト付きでしたが)進み、今年のお正月に訪れた虎年ゆかりの道入寺の前を通り、小さなベンチのある御安堂公園を越えると細い砂利道に変わります。殆ど人と行き交う事もなくしばらく進むと雲母橋に着くまでに車止めがあり、更に進むと目の前に大きな階段が。脇の空き地にはバイクやママチャリが停めてありました。
階段の向こう側に見えている赤、青、黄色の紅葉に気持ちも高揚させながら階段を登り切ると、小さな砂防ダムからの水音の流れる沈砂地が広がっていました。
このダムの横を通り過ぎると、更に広い中州のある草原に出ました。
大きな砂防ダムから水が滝のように勢いよく落ち、周辺をまだ色付く前の青紅葉が囲んでいます。
先ほどの自転車の持ち主でしょうか、親子連れがピクニックを楽しんでいたようで、渡り石では男の子が水を汲んで遊んでいました。
他に人はいなくて、草原に大の字に寝転んだ母子が「あ~気持ちええわ…。」と呟いていました。
この先にはボードウォークや石積堰堤があるそうですが、時間が無く次回へのお楽しみとしておきました。
もうじき辺りの紅葉が赤く染まって、水音だけが響く静かな錦模様が期待できるかもしれません。
修学院駅からのスタートだと、ここまででおよそ15分程でしょうか。
「自転車ではちょっと…」という人には、タクシーで「関西セミナーハウス」の前まで行き、そこから川の方へ向かえば近道になります。
すぐ近くに曼殊院もあり、門跡寺院ならではの佇まいと庭園、周辺の紅葉もとても美しいので、ぜひお立ち寄りください。
動画はまた後日に。