e-kyoto「一言コラム」

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進化する鯉のぼり

5月4

koi
雨が降ったり止んだり、その度に我が家の鯉のぼりを出したり中に入れたりを繰り返しています。
家の狭さに対して少々大きめの鯉のぼりだったかな、と買った当初は思いましたが、子供達が毎年嬉しそうにはしゃぐ様子を見ていると、これで良かったのだと実感しています。

中国の「登竜門」、日本には「鯉の滝登り」の伝説があるように、滝を遡上して龍と化す生命力の強い鯉は、立身出世を表しているといいます。
将軍家に男児が生まれると旗指物や幟を立て、虫干しを兼ねて鎧や兜を飾って祝うのが武家の風習でした。
それに対して、江戸の裕福な商家でも武具の模造品等を飾るようになり、立身出世の象徴である鯉を幟に揚げられるようになり、町人へと広まっていったそうです。

鯉のぼりは和紙に描かれた黒一色の真鯉から布製へ、やがて雨や汚れに強い合成繊維製が登場し、明治時代頃から緋鯉、昭和時代以降は多彩な子鯉まで加わりファミリー化、飾る場所から形状も多彩化しています。

働き方やファッション等で男女の性差が交差し、家族の形も多様化する現代。
鯉のぼりもよりレインボー化していくのでしょうか。

2022年5月04日 | 歴史

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