雅な?京の動物園・水族館
3月16
明治36年に開園した日本で2番目の京都市動物園は、園内に琵琶湖疏水を引き込み動物の飼育や噴水等に利用しています。
本州において現役最古という観覧車が回っている場所は、平安末期に建っていた法勝寺の八角九重塔の跡地とされているので、思わず見上げてしまいますね。
園内にはかつて西洞院通りに流れていたという西洞院川に掛けられていた橋の親柱が移築されており、「西洞院」や「魚店通(魚棚通り)」の文字が刻まれています。
そのそばでは、祇園祭の「厄除けちまき」や京菓子、京料理に使われる「チマキザサ」も育てられ、不足からの再生活動に一役買っているようです。
京都水族館は開業10周年を迎え、新展示エリア「クラゲワンダー」では西日本最多と言われる約30種5,000匹のクラゲに出逢えます。
京の町の通り名から名付けられたペンギンたちや、その複雑な人間関係(ペンギン関係?)を詳細にまとめた相関図は必見。
運が良ければ、中央から遠望できる東寺五重塔とイルカのジャンプ、新幹線までもカメラの構図におさめる事ができるイルカスタジアムで知られていますが、スタジアムの天井に京都産の木材が使われていることは後から知りました。
館外に出ると、陽気に誘われ日向ぼっこに繰り出した人達で賑わう芝生の向こうに梅林が見えたので、駅まで花見をしながら帰路につきました。