e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

下鴨神社の蹴鞠初め

1月6

kemari  下鴨神社の蹴鞠初めを観て来ました。
飛鳥井流の作法に則り 、毬を落とさず長く続ける事を心がける勝敗の無い遊びです。
鹿皮を裏返して縫い合わせた毬は、中が空洞で重さは100~150g程度。ほんの少しの風でも流れてしまうと言います。
サッカーのリフティングとは違い、王朝装束を身にまとい、足裏を見せないようにできるだけ地面に近い所で蹴って、毬を送る時には「ありい」、受ける時には「おう」と声を掛ける等、様々な作法の制約があるので、ラリーを長く続けられるのは、かなりの熟練を要しそうです。
この独特の掛け声は、それぞれが毬の中にいるという神様の名前を指しているのだとか。
白峯神宮や一般公開時の京都御所など、寺社で奉納される事の多い蹴鞠ですが、「依頼があれば一般のご邸宅でも致します」とのこと。
サッカーW杯やオリンピックでの前座でもやってくれたら、国内外の方から喜ばれるんじゃないかな~なんて、ちょっと期待してみたり。
なお、「蹴鞠保存会」では、白峯神宮にて毎月二回日曜日に練習を行っているそうです。
下鴨神社の蹴鞠初めの動画はこちら

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