e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

千家十職

6月25

CIMG4693 表千家北山会館の「千家十職展」を観に行ってきました。
代々、千家好みの茶道具を製作してきたそれぞれの家では、次の、そのまた次の代の為に良質な陶土や竹林を確保したり、逆に遥か先代の作品の修理を依頼されたり、作品を表面的に眺めただけでは分からない、人の目に触れないところにこそ真摯に心を砕いている姿勢を垣間見ることができます。
戦争や跡継ぎの早世など、時代の潮流の中で家筋を存続させるだけでなく、伝統と品質をも守り続けなければいけないというプレッシャーは相当なものでしょう。

茶道に馴染みが無い人にとっては、足を踏み入れにくいかもしれませんが、依頼主の意向と茶の湯の世界のルールというそれぞれの制約の元に製作された茶道具は、作家の意図が自由に創作された芸術作品と比べると、「用の美」を感じる分、分かりやすいとも言います。
「お茶の知識は無いけれど、見てみたい」という人は、可能なら茶の湯体験をしてから観に行くと、それぞれの用途などが分かってより楽しめるのではないでしょうか。

2013年6月25日 | 芸能・アート

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