e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

中国風の精進料理

7月5

haku

宇治の萬福寺門前にある「普茶料理 白雲庵」。もとは万福寺の塔頭であったことから、大きな酒樽で作られた茶室には白雲庵の開山・自悦禅師の木像が安置されています。

隠元禅師より伝えられたという中国風の精進料理・普茶料理は見た目も華やか。
品数も多く意外にボリュームがあって満足感があるので、外国人客へのおもてなしにも利用させて頂きましたが、見た目からは何でできているのか日本人でも想像がつきません!より良いガイドをする為には、あらかじめ少人数で訪れてお店の方に色々と解説を受けておくのも良いかもしれない、と感じた覚えがあります。

少量ずつ取り分けられ淡白な味かと思いきや、噛み締める度にひと品ひと品が丁寧に作りこまれているのが伝わってきます。
来客用のお精進ではありますが、時間の流れがめまぐるしい現代において私達は「過去」や「未来」に目を向けがちですが、「今この瞬間」に感謝をして、大切に味わう事こそ今必要な修行の様な気がします。

2011年7月05日 | お寺, お店

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