「へうげもの」
9月25
茶人・古田織部が主人公の漫画『へうげもの』(山田芳裕著、講談社)(リンク先は )にハマっています。
信長が作らせた巨大な鉄甲船や絢爛豪華な安土城、秀吉と利休の陰謀が潜む新解釈の本能寺の変等、歴史ファンを興奮させる展開も見ものですが、戦国の世で信長、秀吉に仕え、数寄者としての物欲と武人としての出世との間で葛藤しながらも、己の美意識で数寄の天下を獲らんと生きる左介(織部)の姿には、現代人も勇気づけられるのではないでしょうか。
なお、京都国際マンガミュージアムでは『マンガで読む京都・サムライKYOTO展』が開催されています。
(※情報は掲載された当初のものです。ご了承下さい※)
[...] 紅葉も色付きも人出も山を越えた模様ですが、JR東海の今年のキャンペーンポスターが源光庵だったこともあり、鷹峯は大賑わいだったとか。 その源光庵から更に北の住宅地へ入ったところに、今年開館した「太閤山荘・古田織部美術館」。 既に紅葉の見頃は過ぎていましたが、色とりどりの散り紅葉が、龍門瀑を連想させる庭の石組では飛沫を上げる滝の様に、美術館となっている蔵への渡り廊下では白木を彩る刺繍の様に、表情を変えて楽しませてくれました。 現在の展示品は古田織部の時代の、堺の茶人達の茶道具や消息等で、今までドラマや漫画でも知り得なかった数寄者達の名前も多く連ねられています。 箱モノの美術館で観賞するのとは違い、鷹峯に住まう茶人の家を訪ね、お茶をよばれ、そこのコレクションを見せて頂いているような感覚。 太閤山荘の向かいから急な坂道を降りたところにある「紅葉谷庭園」は、まだ整備途中といった様子でしたが、池に対面して配されたベンチを覆う桜とおぼしき木々や、手漕ぎボートを見ると、来春・来秋には鷹峯で静寂と自然を味わえる穴場となりそうな予感です。 翌2015年は、古田織部が大坂夏の陣の後に徳川秀忠によって切腹を命じられ、その生涯を閉じてから400回忌にあたり、また本阿弥光悦が徳川家康より鷹峯の土地を拝領した「琳派誕生」の年でもあります。 今年も残すところあとひと月となり、まもなく「琳派400年記念祭」の幕開けです。 2014年12月02日 | 町家, 芸能・アート, 観光スポット [...]
[...] その大袈裟な程に歪むユーモラスな表情は、漫画『へうげもの』の主人公・古田織部を連想させます。 [...]