自分へのご褒美
京都新聞社の裏辺りを友人とぶらぶらしているとき、印象的な暖簾が気になって友人を引き留め、立ち寄ったお店が「himie kyoto(ヒーミー京都)」でした。
一澤帆布特注製の、手の形をしたユニークな暖簾に描かれた指輪と、小さな窓に近寄って初めてジュエリーショップであることが分かるほどのシンプルな佇まい。
落ち着いた内装と気軽には買えないお値段に、そのときは一順して去るしかなかったのですが、やっぱり気になって後日一人で再訪。
ネットショッピングもチェックしましたが、やっぱり実物の質感を知りたいですよね。
作品全体を眺めても、アンティークのような金属の硬派質感と繊細な手仕事が感じられ、「静かなる主張」というテーマが貫かれているのが分かります。
例えばスプーン型のネックレスで言えば、お砂糖をイメージした先端の0.03ctのダイヤが微かに揺れる仕様になっているなど、精巧で丁寧な物作り。
ジュエリーデザイナー・下川宏道氏が、もとは歯科技工士だったというのも納得しました。
店内にあるものを幾つか実際に見比べてみて候補を決め、先日ようやく購入に至りました。
2022年に開店した京都店は、3軒程続く町家の一部を改装したものだそうで、2階はイベント等で使われるスペースだそうです。
スタッフの方々もふんわりとした雰囲気なので、ご安心を。
これは「これまでの自分」と「これからの自分」への贈り物。
受け取りは郵送ではなく、やはり来店することしました。1か月後が楽しみです。