高雄と岩倉
京都の北西・高雄に住む知人が「11月10日前後が高雄の紅葉の見頃」と連絡を入れてくれました。ちょうど、「弘法大師 空海 入山千二百年紀」の特別拝観とライトアップの実施期間が重なるタイミングです。
京都府立植物園によると、市内の紅葉の見頃は例年と同様に、10月下旬~11月中旬になりそうとのこと。
先週の半ばに岩倉実相院を訪れましたが、染まりかけの紅葉と瑞々しい青もみじの両方が望め、それまでカメラのレンズの如くギラギラと張りつめていた自分の目元が緩みました。朝の小鳥のさえずりとひんやりと引き締まった空気、ころころと軽やかな水音だけが響く様は、言葉や画像だけで伝えられるものではない。改めてそう思いました。
今でこそ人里離れた土地でさえ公共交通で足を踏み入れる事ができますが、それぞれの地に身を置いた先人の思いに少しばかり触れられる気がします。