尼さんの人生相談
秋の非公開文化財特別拝観の最終日に、慈受院に行って来ました。
普段は非公開の尼門跡であり、源氏物語ゆかりの寺宝を所有するこのお寺。
悩み相談等もされているというご住職・梶妙寿さんは、とても穏やかでお綺麗な方でした。
22日には、「源氏の女性の人生相談」と題して、源氏物語に登場する女性達が書いた人生相談の手紙がご住職の元に届いたという趣向で、彼女達の苦悩を救う解答を見つけるというトークショーが予定されています。
聞き手役は歌人の林和清さん、文使い役は和太鼓グループ・バチホリックの中島弘如さんです。
紫の上「大切にされていても不安になってしまうのはなぜ?」
六条御息所「抑えても抑えきれない執着をどうすれば?」
なんだか現代女性にも当てはまるような…。
女性ならではの、豊かな経験に基づいた解答は説得力がありそうです。その柔らかい語り口調に触れてみたくなりました。