e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

鶴澤探鯨

10月30

「近世京都の狩野派展」(10/24で終了)を観に行ってきました。
狩野派と言えば狩野探幽や山雪、狩野松栄・永徳親子等が有名ですが、個人的には鶴澤探鯨の作品が印象的でした。
左右にそれぞれ鶴と亀が描かれたおめでたい趣向の屏風なのですが、そのグロテスクな程の数の多さに「おめでたすぎる…」と圧倒されてしまいました。
しかも一匹の亀の口から竜巻が出ているのです。何かエピソードがあるのかもしれませんが、これはツボにきました。
芸術は理屈ではなく、「好きか嫌いか」「気になるか無関心か」というものだと思います。
特別拝観目白押しの今、是非「気になる」芸術家・作品を京都で探してみて下さい。
2004年10月30日 | イベント | No Comments »

京都で学生生活

10月11

学園祭シーズンになると、きんもくせいの香りが漂ってきます。
むしろ、その強い香りに気づいてから、「ああ、もうそんな季節なのか」と思い出すのかもしれません。
京都は「学生の街」と言われ、鴨川、三条通り周辺はいつも若者で賑わいます。「京都学生祭典」も今年で2年目を迎えました。 春は円山公園でお花見のために徹夜で席取り、
夏は祇園祭に鴨川の土手で花火、
秋は学園祭の打ち上げ。酔ったまま三条河原で溜まったり、
冬は底冷えに負けじと友人達と鍋をつつき…。
懐しい思い出です。

2004年10月11日 | イベント | No Comments »

京都映画祭の思い出

8月31

9月の半ばより、「京都まつり」や「京都映画祭」等の秋の京都で行われるイベントを結集して、「京都文化祭典」という大イベントが開催されます!
かつて学生時代、「京都映画祭で観た市川雷蔵作品についてレポート」という課題を与えられ、凛々しい流し目で定評のあった彼の幾つかの作品を、若い頃のものから順にメイクの仕方に焦点を置いて「市川雷蔵作品とメーキャップ」といったレポートを書き、良い評価を頂いた記憶があります(笑)。
今年の映画祭のテーマは「大チャンバラ!」です。

2004年8月31日 | イベント | No Comments »

木陰で涼しく、古本まつり

8月30

少しずつ涼しくなってきましたね。これから芸術に関するイベントが増えていきます。
お盆に下鴨神社で開催されていた納涼古本まつりに行って来ました。
糺ノ森のお陰で涼しく、中には「ビニール袋いっぱいで¥500!」という店もあり、本好きにはたまりません。
美術書や洋書に映画パンフ、漫画、浮世絵に昭和のアイドル雑誌などなど、古本を一通り見て回るのに2時間程かかりますが、途中で屋台に立ち寄って休憩できるのが嬉しいところ。
普段手にする事の無さそうな本に出会えるのもよし。
変装のマニュアル本なんてアヤシさバクハツです。
秋(10/30〜11/3))にも百万遍の知恩寺で開催されます。

2004年8月30日 | イベント | No Comments »

京のおすすめ花火大会

8月16

京都の花火大会。まずはいわずと知れた10日の「宇治川花火大会」。
宇治川の上を源氏ロマンをテーマに打ち上げられ、「次は葵の章です。」と、ところどころ入るナレーションに地域色を感じます。
府内最大規模とあって、クライマックスはまるでスターウォーズのオープニング映像のよう。
一方、約6500発と宇治川程の規模ではありませんが、14日の八木町花火大会もおすすめです。
町のイベントなので打ち上げ場が近く、花火の音が体に打ち付けて来ます。是非、スタートと同時に大堰川に流される、色とりどりの灯籠を見逃さないで。

2004年8月16日 | イベント | No Comments »

「大文字焼き」に拒絶反応

8月9

京の夏の風物詩の代表「五山の送り火」。「大文字焼き」と呼ぶ人がいると、「どら焼きみたいに言わんといて!」と過剰反応するのが京都人(笑)。以下は受け売り情報ですが、
大文字山頂上には弘法大師堂があり、密教(真言宗)。
南無妙法蓮華経から連想される「妙法」は題目(日蓮宗)。
左大文字山のふもとには金閣寺があるので禅(臨済宗)。
舟形は念仏(天台宗・浄土宗)(円仁の船が暴風雨に会ったときに南無阿弥陀仏の功徳により助かった)。
鳥居はもちろん、神道。色んな宗派に由来しているのです。
京の都に魔法陣の様に配置された送り火でもって、お盆に還っていたご先祖様をあの世へと送り出します。

2004年8月09日 | イベント | No Comments »

祇園祭・還幸祭「西御座」

7月26

24日の祇園祭・「還幸祭」で、御旅所に一時祀られていた神々が、無事に八坂神社へと帰還しました。
錦市場の人達と一緒に「西御座」を担いだスタッフの話によると、今年は担ぎ手が多く、外国の方も含め1基辺りに700人は居たかもしれないとのこと。
まずは地元の銭湯で身を清め、その後神幸祭では約5〜6K、還幸祭では約7〜8Kの距離を神輿と共に錦市場を通り抜けたりしながら練り歩きます。

週明けの今でも、彼には首まわりに筋肉痛が残っているようです。

2004年7月26日 | イベント | No Comments »

祇園祭・神幸祭とは?

7月19

祇園祭はまだ終わりません。
24日にはかつての後祭の名残り「花傘巡行」が、28日には「神輿洗」、29日には「神事済奉告祭」が行われ31日には長い祇園祭が終了します。
17日の山鉾巡行の後の「神幸祭」は、いわば神様のサマー・バケーション。3基の御輿に身を移し、四条御旅所へと小旅行に出かけられるのです。 長い伝統と歴史を受け継ぐ誇りを背に、御輿を担ぐ京男たちを観ていると、やはり「男の祭」という感じがします。
この神輿の渡御は24日の「還幸祭」でも観る事ができます。

2004年7月19日 | イベント | No Comments »

きゅうり禁止の一ヶ月

7月12

いよいよ、1ヶ月にわたる祇園祭の幕開けです! この時期が旬となるきゅうりは、輪切りにすると八坂神社の紋と似ている事から、京都人は祇園祭の間はきゅうりを食べないそうです(食べる人も多いけ ど…)。 赤ちゃんの食べ初めの器から、袱紗・着物まであらゆる物に見られる紋は家族・親族等の仲間たちの「絆」のあかし。祇園祭は民衆の祭です。今月いっぱいは きゅうりを断って、お祭りの無事を祈ってみますか?

2004年7月12日 | イベント | No Comments »

祇園祭は終わらない

7月5

祇園祭のハイライトである山鉾巡航も無事におわりいよいよ1ヶ月にも及ぶ長い祭りはクライマックスへと突入します。
24日には、かつて行われていた後祭に代わって、「花傘巡行」が行われますし、28日には「神輿洗」があります。
そして29日は、「神事済奉告祭」(祇園祭の無事終了を報告し神恩に感謝)が八坂神社で行われ長い祇園祭が終了します。
例年より早い梅雨明けで暑い日が続きます。観光に来られる方は日傘などを忘れないようにしてください。

2004年7月05日 | イベント | No Comments »
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