古都仕様のパイプオルガン
「オムロン・パイプオルガンコンサート・シリーズVol.43」を聴きに行ってきました。
京都コンサートホールのパイプオルガンは、西日本最大、国内最大級の規模で、世界初の試みとされる尺八、笙、ひちりき、篠笛といった伝統的和楽器のストップ(音栓)も備えており、中央に見られる竹製パイプがユニークです。
客席近くにも設置された遠隔演奏用のオルガンを使った日本の歌の即興演奏もあり、奏者が指先からつま先に至るまで、全身を使って多彩な音色を操る様は圧巻。約2時間で9曲も聴く事ができ、本当に1,000円という料金でいいんだろうか?と思ってしまうほど。
クラシック・コンサートは高いものだと思っていましたが、意外に気軽に聴きに行けるプログラムもたくさんある事を知りました。
空気を震わす荘厳な重低音と、柔らかく清らかなオルガンの音にこの身を絡め取られて非日常の世界へトリップ、そして終演後に北山界隈のカフェで楽しむケーキとお茶の時間。
これはやみつきになりそうです。