正月の趣向あれこれ
1月14
お茶の初稽古に行ってきました。
慌ただしく始まった日常の世界から、釜の湯気が立ち昇る非日常の世界へ。
朱に蒔絵のおめでたい盃で、みんなでお屠蘇をいただきました。
重ねてある盃は一番下から取り、重ねたままの残りの盃を次の人に回します。
「悪鬼を『屠』り、死者を『蘇』らせる」という意味の生薬をお酒やみりんに入れて厄払い。
掛け軸には、それぞれ鼓と扇子を手にした男が楽しげに舞っていました。
新年に烏帽子姿で家の前に立ち、祝いの言葉を述べながら鼓を打つ者を「万歳」と呼び、これが漫才の由来とも言われているとか。
だからお正月に漫才の特番をやってるのか!!
結び柳は命の循環を現すそうです。
来年も再び健やかに集えるように願って、床の間に長く垂らすことが喜ばれます。
「いつも通り」でいられることの有り難さを、この数年は特に感じますね。
二條駿河屋の花びら餅はとってもやわらかくて、うっかり取り箸の跡が付いてしまうほど。
「茶席でいただく宮中のお雑煮」ですね。
菓子器もお正月の趣向で、独楽のような渦巻模様でした。
まもなく小正月ですね。
日本には気持ちを新たにリセットする風習がいっぱい。
この日の行事や食べ物も参考にしてみてくださいね。