e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

防空壕の残る町家カフェ

2月15

tama 東山で友人と待ち合わせ。
先に入ったお店「たまゆらん」の地下にいる、とのこと。
「路面店ぽいのに地下?」
と思いながら店内に入ると、地下へと続く細い階段に誘導されました。

床に頭をぶつけないよう反り腰になりながら降りると、幾つかテーブル席が。
天井には板が渡してあるのが剥き出しで、全体的に薄暗い。ここってもしかして。
「防空壕ですか?」
お店の方に確認すると、まさしくその通り。

頭上の板には、ところどころ商店の名前や場所が書かれています。運送に使われた木箱を再利用しているのかもしれません。
今のオーナーに渡る前には民家だったようです。

野菜たっぷり、しっかりと手作りされた味わい深いハンバーグのプレートを頂いている合間に、天井の隙間から足だけ見えていた猫ちゃんが降りてきて、自分の膝の上にやってきました。
と思うと、のろのろと友人のスカートの上に移動し、そこで丸く収まりました。
ジーパンの膝よりも、温かなスカートの膝の方が居心地良かったんでしょう。
食べ終えても、目を細めてずっと気持ちよさそうに寝ています。

このお店では、保護猫の譲渡会も時折開催されているのだそうです。
猫カフェはどこも人気で予約が必要だったりもしますが、こんな空間で思わぬ猫とのふれあい。
別れ際は、一緒に外に出たそうにしていました。

2024年2月15日 | お店, グルメ

Email will not be published

Website example

Your Comment: