e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

「書きたいもの」を書く

12月7

hude
年賀状、いつもどうされていますか?
挨拶文や礼状、熨斗紙、金封、結婚式などの芳名録など、「こんな時に綺麗な字で書けたら…」と思った人は多いはず。
でも、定期的に書道教室に通うとなると、資金や時間の工面の敷居が高い。
そんな時目に留まったのが、「aotake」の2階座敷で行われている「ふで文字教室」でした。

たまたま常連の生徒さんと入れ違いで、風月柏葉先生とマンツーマンだったので、「自分の名前をもっとこなれた感じに書きたいので、お手本を書いて欲しい」とリクエストさせてもらいました。
「ここにスペースを空けて、風がよく通るように…」「“口”を書くときは、左の縦線が長く、下の横線は少し外に出るようにします」。
「自分の書きたいもの」だから楽しくなり、調子に乗って家族分の名前や、礼状に記すお茶の先生の名前まで書いてもらい、実に様々な見本が出来上がりました。
調子に乗って、「『謹賀新年』や『賀正』以外に、お正月にふさわしい気の利いた言葉が知りたい」とお願いすると、先生が本の中から一緒に探して下さいました。

『初空』。文字通り元旦の空を指す言葉ですが、シンプルな清々しさを感じたので、来年の我が家の年賀状に採用することにしました。

お稽古の後は、先生と美味しい日本茶とお菓子で歓談。
こちらがニワカ生徒なのに、「写真って、どうすればもっと写せるの??」ときさくに話して下さる先生でした。
「ふで文字教室」は日程が限られていますが、興味のある方は相談されてみてはいかがでしょうか。

2022年12月07日 | お店, 芸能・アート

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