日本三景「天橋立」の記憶
一度は観てみたい日本三景。
陸奥の「松島」、安芸の「宮島」と並び、京都府北部にある「天橋立」もその一つです。
「股のぞき」できる高台は「天橋立ビューランド」前にあり、小型のモノレールまたは一人乗りのリフトで昇りますが、リフトは足が届きそうな高さのまま進むのでご安心を。
何十年ぶりかに天橋立へと向かう道中では、「〇大名所とか呼ばれるところって、思ったほど魅力的でもない“外れ”もあったりするよね。」と半ば高をくくっていました。
ちょうどその日は空にさざ波のような雲の筋が入り海面は滑らかだったので、まるで空と海が逆さまになったかのようで、想像したよりもずっと美しく清々しい景色でした。
「天橋立ビューランド」は、子供も運転できるコインカーにゴーカート、アーチェリー、SLや観覧車、天橋立を眺めながら漕げるサイクルカーなどなど子供から大人まで楽しめて、ちょっと懐かしい施設がいっぱいです。
幼い頃にこの遊園地で遊んだかどうかは覚えていないのですが、天橋立で「股のぞき」をしたその瞬間の記憶だけがなぜか残っています。
対岸へと渡った先にあるのが「元伊勢」として信仰を集めている「籠神社」。
本殿は檜のいい香りが漂い、境内は30分もあれば十分にお参りできる程の広さなので、ぜひ徒歩5分程の奥宮の真名井神社もお参りしてみてください。
長い階段を登りますが、蝉の声が木々と磐座の中に染み入るようで、自然との一体感をより感じます。
地形に係わる名所や神社は、時間を経てもそう簡単には無くなりません。
「一度は行ってみたい場所リスト」に加えてみませんか。