「まいまい京都」に初参加
京都の住民が、それぞれの個性や独自の知識を活かして街歩きをガイドする「まいまい京都」。
うっかりチェックを怠っていると、どのツアーもあっという間に満席になってしまうため、今回念願叶って、やっと参加してきました。
申し込んだのは、京都府立図書館の福島幸宏さんと共に、京都市明細図に描かれた占領下の京都を巡るツアーです。
戦後、GHQの関西支部だったという堅牢な商業ビルからスタートし、老若男女が「京都市明細図」のコピーを手に、現代の街並みと見比べながら四条烏丸から京都市中心部界隈を歩いていきます。
医院や和菓子の老舗、宝飾店、パン屋など今でもほぼ同じ場所で営業しているところもあり、思わず地図と実物を二度見、三度見。
特に四条烏丸から東洞院にかけては大小の証券会社がひしめき合っていたそうで、京都市民でさえ足を踏み入れる事も無さそうなビルの合間には、それらの建物や看板、稲荷が祀られていた跡も。
また、若者が行き交う繁華街の一角に建物疎開や闇市の名残りを見ると、その地に建つ店舗群に、自らの想像のスクリーンが重なります。
ツアー解散後は有志でカフェでの懇親会に参加し、ここぞとばかりにガイドさんに質問したりして、時間の許す限りマニアックな京都談議に花を咲かせました。
詳しく書くとネタバレになってしまいそうなので、興味を持った方は、リクエストすればまた企画されるのではないでしょうか。
ちなみにパソコンやスマホで閲覧できる「近代京都オーバーレイマップ」はGoogleマップと重ね合わせることもでき、また著作権フリーとのことです。