小さな映画館からの発信
8月28
ミニシアター好きから長年支持されている小さな映画館「京都みなみ会館」。
福島県知事を5期18年間務めた佐藤栄佐久氏が、「収賄額0円」ながら有罪判決で引責辞任した事件の真相を追ったドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」が上映されています。
衆議院議員の経験もあり、常にクリーンな政治を心掛けながら早くから「地方主権」や、東日本大震災の発生より前から福島原発の安全管理への疑問を投げ続けていた栄佐久氏。
取材に来た事も無い記者から収賄疑惑の記事が発表され(何の雑誌か映像に映ります)、それらの「雑誌の記事」を「証拠」として録音記録もせず取り調べを続ける検事。
疑惑の段階から知事の自宅を取り囲み、犯人同然の扱いで追い詰めるマスコミ。
連日行われる非人道的な取り調べに栄佐久氏の身内や支持者は憔悴し、自殺を図って現在も植物人間状態となっている関係者。
そして、栄佐久夫妻が山の中で遭遇した人物とは。
映画のタイトルにある「抹殺」という言葉は、決して比喩ではなく、検事の口から出た言葉なのです。
現在のところ、限られた映画館でしか上映の予定が無く、京都では9月1日までとなっています。