e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

京都で一番大きな仏様

2月21

den座像にして7.5メートルと、京都で一番大きいとされる轉法輪寺の阿弥陀如来。
この大きな仏さまも、一般的に大きく描く事になっているという涅槃図も、ともに「お堂の片隅にいる人にも見やすく、お参りして頂ける」という配慮の現れなのだそうです。
轉法輪寺の涅槃図は今年修復を終えたばかり。ゆえに最も鮮やかで細かい所まで見やすい最良の状態になっていると言えます。
「当時のお坊さんはファッションリーダーで、西陣の織元が奉納した織物を身に纏う事で、その評判が世間に広まり…」
住職さんの、立て板に水のごとく繰り出される絵解き話はとても分かりやすくて楽しく、涅槃会を間近で眺めながら、「前はお釈迦さんが入滅した原因の話やったな」「講演に来て欲しいな」と話している人達がたくさんおられました。
涅槃図の両端には釈迦の80年の生涯が描かれていて、釈迦が誕生した際に降ったとされる甘露にちなみ、温かい甘茶や甘酒のおもてなしも嬉しいものでした。
ぜひホームページで絵解き話の時間をチェックして、実際に確かめてみて下さいね。

2017年2月21日 | お寺, 観光スポット

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