京都で肉料理
1月30
つくづく思うのは、京都の人はパン好き、珈琲好き、洋食好き。しかも小じんまりとした実力派なお店を好む気がします。駅から近くて広々としたお店は仕事帰りのサラリーマン達に譲って、路地裏や「一本入ったとこ」にあるようなお店を紹介したがります。
数年前から開いているというフレンチ「le 14e (ル キャトーズィエム)」も、「こんなところにそんな店あったん!」と言いながら、ビルの狭い階段を登って入りました。見渡せばお洒落女子の胸躍る可愛らしい内装に、男性スタッフが二人。
提供される肉の産地や部位はその日によって変わるようで、ホイルに包まれた状態で選びます。固さと柔らかさのいい塩梅に焼かれた肉からは、胡椒の薫りが華やかに漂います。
その食感と味わいに集中するなら、願わくば同席者との弾む会話にひと時待った!をかけるべきでしょう。
肉以外に特筆すべきは、「ブッラータとフレッシュトマト」。
普段カプレーゼしか食べた事の無い者にはやはりいいお値段でしたが、モッツァレラと生クリームとオリーブオイルが溶け合ったあの品は、和食では味わえません。再訪を決意させるサイドメニューでした。
おかわりしてしまった「吉田パン工房のパン」は、残りをナプキンに包んで持ち帰る事に。
外国人旅行客が和牛料理を求めるためか、京都でも上質な肉料理を提供するお店が増えてきましたね。
ここは小さな小さなお店ですが、平日のラストオーダー直前でも満席になったので、ぜひ予約をして下さいね。