乙女に還るふろくの力
12月11
「りぼんのふろく」に惹かれて、開館10周年を迎えた京都国際マンガミュージアムへ。
夢の幸せなパステルカラーに彩られたふろく達は、組み立てて使う紙製のものからプラスチックの小物、ポーチやマニキュア、CD-ROMに至るまで、その時代の流通規格や読者の嗜好に合わせて変化していて、「あ、これ持ってた!」とあちこちの女性から声が上がっていました。
人気漫画家が書き下ろしたイラストのシールやノートに始まり、本立てや小物入れ、ミニアルバムなど、紙とはいえ読者を取り巻くイベントに合わせて実用的に使える工夫は、子供ながらにも感じるものがあり、何十年経った今見ても、やっぱり乙女心をくすぐられてしまうのです。
まさか半年も前からアイデアが練られる程に力を入れられていたとは。毎年発行されていたダイアリーなんて、単体で大人向けに販売してみたら、きっと懐かしさで手に取ってしまう人もいるのでは?
リボンでとじる『ねこねこ幻想曲』のレターセットは、今でも封筒やポチ袋を入れるのに愛用しています。