三井家繋がり?
10月11
この秋は、行ってみたい特別公開スポットが多すぎて困ってしまいます。
この度初めて一般公開された旧三井家下鴨別邸でゆっくりし過ぎて、すぐ近くにある「秀穂舎」の入館時間に間に合わないという失態。
旧三井家下鴨別邸の望楼のある造り、どこかで観た気がすると思ったら、同じく小石川三井家の娘(広岡浅子の異母姉)が嫁いだ天王寺屋五兵衛の遺構が残るとされる松殿山荘にも眺望閣がありました。この時代の豪商の間で流行っていたのでしょうか。
また、2階座敷や3階の望楼部分は茶室と共にそれぞれ有料で利用することもでき、茶室はもともと煎茶・茶道両方に対応できる造りだったそうです。
それらは11月19日(土)から期間限定で公開されますが、その頃には庭の紅葉も美しく色づいているかもしれませんね。
[...] 旧三井家下鴨別邸の茶室と二階広間を貸し切って、同窓会茶会を開きました。 重要文化財での開催という事で、来客には足袋か靴下を持参をしてもらうようお願いしました。サンダルを脱いだまま裸足で屋内を見学する人を京都のあちこちで見かけるのですが、足裏の皮脂や汚れで畳を痛めないようにするためです。 また、乳児やお子様連れの場合は、道中で機嫌が悪くなった時にやむを得ず食べ物を与える場合があります。その際に手元に油分がついたまま入場して、柱に触れるような事があってはいけないので、その点にも配慮をお願いしました。 色々と細かいとは自覚しつつ、その様に予め告知していたのには訳があります。 会場の方の話によると、ここが公開されるようになってから半年の間に、何度か茶会で使用された事があったそうですが、主催側の扱いが酷かったために炉が使い物にならなくなり、今後は火気の使用が不可になる方向なのだそうです。 思えば10年程前に、紅葉の美しい寺院が、拝観者のマナーの悪さにライトアップを中止してしまい、以来行われていないところがありました。 少し前にも、文化財を広く多くの人々に親しんでもらうために商業利用する事に関してのニュースが話題になりましたが、入場料を払って入るエンターテイメント施設と同じ感覚ではいけません。 貸す方も借りる方もそれぞれに緊張感があり、またそれを忘れてはいけないと身が引き締まる思いでした。 事前に口うるさく言ってはいたものの、茶会そのものは和やかに進み、雨に濡れた瑞々しい庭園から吹くそよ風を感じながら、赤ちゃんから大人まで心地よくすごさせて頂きました。会場の方に感謝申し上げます。 2017年6月27日 | 芸能・アート, 観光スポット [...]