e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

現役の机上式ゲーム機

6月21

game 昔からずっと変わらない姿で営業を続けている喫茶店を見かけると、入ってみたい衝動にかられつつも、その敷居を跨ぐのに老舗の暖簾をくぐるよりも勇気がいるのは何故なのでしょう
北大路堀川にある「純喫茶 翡翠」もそのうちの一つでした。
大徳寺の帰りに勇気を出して入ってみると、中は想像以上に広く、天井もランプも過剰なまでの装飾です。水槽に金魚が泳いでいるのも、各テーブルに置かれたガラスやステンレスの灰皿もミートスパゲティも、一つ一つが80年代を形作るかけら達であり、何だか自分が幼い頃の空気がまだここに残っているかのよう。
壁も食器も真っ白で明るくシンプルな現代のカフェとはまるっきり対照的なのですが、ふかふかのソファと照明の薄暗さがなんだか落ち着くのです。
そして予想通りありました、机上式のゲーム機。
なんと今でも硬貨を入れれば動くというので、店員さんが電源を入れてくれました。
運ばれていた分厚いトーストをひとまず脇に置いて、早速プレイ開始!
しかしながら、ファミコン世代で、レバー操作に少々不慣れな自分は、ルールを把握する間もなく撃沈してしまいました。

2016年6月21日 | お店, グルメ

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