e-kyoto「一言コラム」

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ひと手間を加える

5月25

monaka 友人の家に大人数で集まった時、よく手土産にするのが、「アイスクリームの最中詰め」。
事前に先方の冷凍庫のスペースを空けてもらうか、時間指定のクール便で届けるという手間はありますが、スプーンですくって最中種に載せるという行為が、ちょっとしたエンターテイメントになって、パーティー気分を盛り上げます。
最中の種は、和菓子店や製餡所で餡と皮をセットにしたものを購入するという手もあるのですが、和菓子の老舗などへの麩焼種や懐中しるこの種を製造する「種茂商店」に問い合わせてみると、「割れや欠けのあるB級品を、工場の前で一袋100円でお売りしていますよ」と親切に教えて頂きました。
(※在庫品に限り一般販売されていて、購入の際は、必ず来店前に電話やFAXで一報入れて下さいね)
アイスはバニラや抹茶がおすすめですが、色んな味のミニカップの詰め合わせをめいめいの好みで選んで詰めても楽しいと思います。
今まさに、挟んだばかりの最中にかじりつくと、高級もち米の香ばしさと抹茶アイスクリームのなめらかさやほろ苦さや冷たさが、パリパリとした食感と交互に押し寄せます。
余った最中種を持ち帰った友人宅では、ご両親が早速アイスを詰め、サトウキビ密糖をかけて楽しまれたようです。
デザートを一から作る程の手間はかからないけれど、こんなひと手間を加えるだけでも十分「気張らないおもてなし」になるのではないでしょうか。

2016年5月25日 | お店, グルメ

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