創作料理 佳久
9月25
京都人が、他府県や外国からの客人を案内する際に悩むのが、“京都らしい”お食事処。
高級料亭はそう頻繁にあちこちのお店を利用するわけでも無いし、人数分をご馳走する様な場合にはお財布にも厳しい。かといっておばんざいのお店だと、自宅の食卓に上がるおかずを外で食べるようなもので、これは旅行者同士で楽しんで頂きたいという気も…。
また、地元人よりも旅行客の方がよっぽど京都の観光地やお店にも詳しいという状況も多々ある中で、「メディアに取り上げられる有名店よりも、京都人が普段使いする美味しいお店」を求めている人も少なくないのではないでしょうか。
そこで、我が家がよく「気張らないおもてなし」に利用させて頂くのが「創作料理 佳久」(075-231-9671)です。
物腰柔らかに話す店主がきびきびと動くライブ感を楽しむカウンター席や、程よい賑わいの中でお酒を酌み交わすテーブル席があり、隣の離れには襖で仕切ったお座敷もあるので、外国人やちびっこ達、親族を交えたの集まりにもお世話になりました。
美味しいお食事(あんかけ類がおすすめ!)もコースの場合、「向付」「煮物」「揚物」「焼き物」…と懐石料理の要素を感じられる品々で楽しめて、4000円からとお値打ちなので、もてなされる側にも負担の無い範囲で収まりますね。
高級過ぎず砕け過ぎず、「ちょうど良い塩梅」ものこそ、なかなか見つけにくいもの。若いご主人がそのところを上手く押さえて頑張っておられるんだな、といつも思います。