冬の貴船
2月25
冬の貴船を訪れました。夏の川床、秋の紅葉シーズンは多くの人が足を伸ばすこの地も、人影はまばらだな…と思いきや、若い女性のグループやオフシーズンならではの静けさを楽しむ外国人カップルなど、意外に人足が絶える事は無いようでした。
特に貴船神社では最も人が多く、水に浮かべてご神託を受ける「水占おみくじ」を試みる家族連れや、お札を求める夫婦などの姿があり、パワースポットとしての人気は冬場も衰えを見せません。
川沿いでは3月まで店を閉めているところもありましたが、今回は「べにや」で寒い時期のお楽しみ、「ぼたん御膳」を頂く事にしました。
「昔は猪に抵抗のある人が多かったけど、最近は若い人がよう食べはりますね。」と仲居さん。
締めには、野菜と猪肉の旨みが溶け込んだスープでおじやを作ってもらい、お腹の中からぽかぽか温まります。
なにより料理旅館なので、仲居さんにお座敷へ通された時から、まるで旅行に来た様な気分。窓を開けると、せせらぎも聞こえてきます。
冬の貴船は、京都の人にとっては小旅行の気分を味わえ、他府県から観光で来た人にとっても、京都の町中とは景色がガラッと変わるので、このしんと冷えた空気も気持ちよく感られました。