椿堂茶舗・ 茶房竹聲
2月17
2月の半ばから下旬にかけては、京都の観光「オフシーズン」。寒さが最も厳しくなる頃ですが、年に数回程度の積雪による「雪の京都」が楽しめたり、観光地や飲食店でも比較的ゆっくりとした時間を過ごす事ができます。
こんな時こそ行こうと思っていた、墨染の地の「椿堂茶舗・ 茶房竹聲 」。茶房は京都府内数あれど、こちらは煎茶道の趣です。
本来なら店主が厳選した煎茶や玉露を頂きたいところなのですが、今回は以前から国産の紅茶を試してみたかったので、茶房「竹聲」にて「京都紅茶」を頂く事にしました。
コチコチと柱時計の音だけが響く店内で、自家製の和菓子と共に運ばれて来ます。
砂糖もミルクも添えられてはいませんが、ストレートでもすっきりと飲みやすく、繰り返しお湯を注ぎ足して飲んでも苦みが出ません。
このまろやかさは、きっと京都産の最高級品種のお茶を使用しているからこそ引き出されたもの。むしろ何も足さずに、純粋に紅茶のみの味を楽しむのが正解なのでしょう。
抽出した後の、まだ湯気の残るお茶の葉に鼻を近付けてみると、普通の紅茶とは異なる、何か植物系の独特な甘い香りがしました。
店舗にも、煎茶や抹茶、番茶、国産烏龍茶等と並んで、「京都紅茶」はティーバッグや茶葉の缶入り、お土産にも便利なサイズの箱モノもがあり、そのバラエティに富んだラインナップに人気ぶりが伺えます。
甘味以外はちょっと玄人向けな風情ですが、次回はカウンター席で、お茶の飲み比べに挑戦してみようかな。